『生物科学』投稿の手引き
『生物科学』は、ひろく生物学各分野の、最新かつレベルの高い総説や論考を、専門の研究者だけでなく、一般の人々にもわかりやすく掲載する学術雑誌です(レフェリーによる査読がある点、一般の商業誌とは性格を異にします)。学生から修士課程の大学院生あたりの読者を念頭に、科学的価値を損なわない範囲で、やさしい文章でお願いします。
投稿原稿の種類
『生物科学』の基本構成は、総説(reviews)及び論考(perspectives)、談話室(essays)、書評(book review)からなっています。総説は生物学全般にわたる幅広い総説論文、論考は生物学を取りまく社会問題まで、生物科学に関わる広い範囲の話題を扱います。談話室は生物学に関する軽いエッセイです。書評は近刊書で、どちらかというと専門的な、中身の濃い書籍を対象とします。また洋書については、書評形式の長めの論文も受け付けます。
原稿の分量
『生物科学』の1ページの分量は、文字だけで約1850字です。現在、1冊が64ページですので、あまり長いものにならないよう、図表も含めて10印刷ページ以内に収まるようにお願いします。また抜き刷り(後述)を作りますので、全体として偶数ページになるように、図表も含めて分量を調整して頂けると助かります。書評は1頁(1650字程度)に収まるようにしてください。
投稿原稿の書き方と送付
『生物科学』は電子投稿を基本としています。wordなどの一般に普及しているワープロソフトを用い、A4横書きで打ち出せるようにしたファイルを、図表といっしょにe-mail添付でお送り下さい(あて先:keisuke@rikkyo.ac.jp)。見出しの付け方や引用文献など、『生物科学』の最新号を参考に、レイアウト(文字修飾や段組み)は最小限にして、なるべくシンプルな形でお送り下さい。受理された最終の原稿ファイルは印刷時にいったんテキストファイルに戻して組み直しますので、特殊なフォントや数学記号には気をつけて下さい。また図表は本文に組み込まずに、別ファイルでつけて下さい。
論文審査
投稿論文には関連分野のレフェリー2名をつけます(特集論文については、レフェリーの1名は特集のコーディネーターが担当します)。レフェリーの意見が異なるときには編集委員会で採否について議論し、決定します。内容的に問題なく掲載できる論文であっても、文章表現や体裁(とくに引用文献の書き方)などについて、若干の修正をお願いすることがあります。また受理した原稿に対しても、編集委員会が最小限の文章表現や体裁などの変更をすることがあることをご承知おき下さい。
タイトル
和文タイトルと執筆者名を書き、その下に、表題の英訳、著者名のローマ字表記(姓→名の順で)、著者の連絡先住所(長い所属名や研究所名などは略して下さい)、よろしければE-mailアドレス(URLも可)を記入して下さい。これらは1頁目の左下の脚注に入ります。
本文体裁
◆本文の最初に200字程度の要約をつけて下さい(これは導入的な「はじめに」ではなくて、何を主張したいか、何を報じているかを圧縮した文字通りの「要約」です)。
◆続いてキーワード(3ー5語)を記入して下さい。
◆本文の書き出しには、「はじめに」などの見出しは不要です。この部分でイントロを10〜20行くらい書いて下さい。
◆次に適宜、番号(1., 2.・・・)つきの小見出しをつけて進めて下さい。
◆謝辞が必要な時は本文の最後に入れて下さい。その部分だけ、1ポイント小さい活字で印刷されます。
◆文章は【である調】でお願いします。
◆”全く”、”既に”、”総て”などの副詞は、”まったく”、”すでに”、”すべて”という風にひらがな表記です。接続詞、連体詞、助動詞なども同様です。また一部の動詞も同様にお願いします。具体的には「できる(←出来る)」、「わかる(←判る)」、「試してみると(←見ると)」など。
◆本誌は”読者が読みやすいように”をモットーにしています。現代仮名づかいで常用漢字を用いて下さい。文中でのひらがな、漢字の使い分けはおまかせしますが、あまり漢字ばかりとか、ひらがなばかりにせず、「ひらがなの海に漢字の島が浮かぶよう(本多勝一『日本語作文の技術』、朝日新聞社)」に書いて頂ければ読みやすいと思います。
◆文末は句読点(.、)ではなくカンマとピリオド(,.)です。
◆反復記号”々”は用いますが、”ゝ”や”ゞ”は用いません。
◆その他の体裁については、『生物科学』の最新号を参照して下さい。
単位・数量の書き方
例:1/3、10%、15m、40km、63g、3.5t など、メートル法準拠。
文中での文献引用の仕方
日本語文献は、伊藤(1993)、内田・松田(1990)、3名以上は「上田ら(1993)によると・・」のように、()内での引用は「・・・(Kimura 1980)といわれている」, 「・・が知られている(木村 1990、Wilson et al. 1992)」、「・・である(上田ほか 1993)」のように、名前の後ろを半角あけて引用して下さい。”等”、”他”は平仮名に。名前と年号の間にカンマは入れずに半角あけて下さい。( )内の複数文献はセミコロンではなく、カンマで区切ってください。
外国文献は、Balmford & Thomas(1992)、3名以上はBurley et al. (1982)のように引用して下さい。
図表
wordへ貼り込まれた図表・写真は印刷に利用できません。図表・写真データは本文データとは別にJPGやEPSファイルでお送りください。1MB程度の容量があれば、多くの場合そのまま印刷可能です。
カラー図版は本文中には入りません。もしカラーが必要なときは、本文ではモノク図版にして、カラー図版は口絵に入れてください。カラー口絵の印刷経費は原則として著者負担ですので(口絵両面で8万円程度)、使われる場合は事前にご相談下さい。
使用図版の著作権について
総説では、他の著作物からの図表の引用が必要になることがあります。著者の責任で、著者または出版社の了解を取るなど、必ず著作権の問題をクリアしておいて下さい。
論文の受理
論文が受理されたら、原稿ファイル(図表に変更がない場合は本文のみ)をe-mail添付で編集委員会(keisuke@rikkyo.ac.jp)へお送り下さい。
校正
原則として初校の校正は著者が行ない、再校以降は編集者が行ないます。著者校正は印刷上の誤りについてだけ行ない、内容の変更は認めません。ワープロソフト特有の文字や文字記号、ドイツ語のウムラウト、フランス語のアクサンとセディーユなどは、使用ソフトやバージョンの違いによって文字化けしてしまうことがあります。こういった文字や記号を使っている部分については、こちらでも注意しますが、著者の皆さんもゲラ校正の段階で十分に注意し、印刷工程でのミスを防いで下さい。
それからゲラ段階で次のページへの多少のはみ出しがある場合は、文章を減らして調整をお願いすることがあります。
抜き刷り
別刷り注文には対応できませんが、印刷所で裁断したままの該当ページの抜き刷りを100部(書評は50部)、無料で進呈します。
原稿料
論文(投稿・依頼とも)には原稿料は支払いませんが、依頼書評に限って、学生・院生・無職ODの方へは1篇10000円、それ以外の方は1篇5000円をお支払いします。
掲載号の贈呈
総説及び論説、談話室(エッセイ)、書評に関わらず、執筆者には掲載号1部を差し上げます。また執筆者は掲載号に限り、著者割引(2割引)で購入することが出来ます(注文は直接農文協へ)。
掲載論文の著作権
著作権は『生物科学』編集委員会に帰属します。著者がご自分の論文内の図表、または論文全体をほかで使われるときはご相談下さい。現在のところ、印刷されたもののpdfファイルは提供できません。ご自分のホームページに論文を載せられる方は、ご自身で適宜レイアウトして、掲載下さい。
引用文献の書き方
『生物科学』では下記のようにお願いしています。充分にご注意のうえ、最新号を参考にしてお書き下さい。
◆複数の著者の場合、日本人(または漢字圏の外国人)名は・(中点)、ローマ字圏の外国人名は&(アンド)でつないで下さい。
◆論文のタイトルは不要です。
◆年号のうしろのピリオドや雑誌名の後ろのカンマは要りません。
◆外国の単行本名はイタリック(または下線|・)で、雑誌の巻号はゴチック(または〜線)で指定をお願いします。
◆同好会誌など、読者がアクセス不可能な文献からの引用は避けて下さい。
◆学会大会の講演要旨集からの引用もなるべく避けて下さい。
◆政府、自治体ほかの機関からの発行物、報告書などは、引用文献に入れずに本文中、または脚注に入れて下さい。
◆URLからの引用は、引用文献中には入れずに、本文中で( )内に出典データを表示、または(注*)として欄外に記入するようお願いします。
日本語(漢字圏)の雑誌論文
浅見崇比呂 1992 遺伝別冊 no.4:104-117.
内田博・松田喬 1990 日鳥学誌 39:53-61.
(3字名に限らず、姓と名の間は空けない。つまり”内田 博”とはしない)
著者が3人以上にわたる場合は(内田ほか 2008)のように引用して下さい)
日本語(漢字圏)の単行本
伊藤嘉昭 1993 『動物の社会(改訂版)』、東海大学出版会、164pp.
日本語(漢字圏)の単行本(論文集)中の引用
加藤真 1993 『花に引き寄せられる動物』(シリーズ地球共生系4)、pp.33-78. 平凡社.
外国語(ローマ字圏)の雑誌論文
Balmford, A. & THOMAS, A. 1992 Nature 359:487-488.
Brookes, M. & Pomiankowski, A. 1994 Trends Ecol. Evol. 9:201-202.
Burley, N. et al. 1982 Anim. Behav. 30:444-455.(著者が3人以上にわたる場合はet al.にして下さい)
外国語(ローマ字圏)の単行本
Heinrich, B. 1979 Bumblebee economics. Harvard Univ. Press, Cambridge, Mass.
Kugler, H. 1955 Einfuhrung in die Blutenokologie. Gustav Fischer Verlag. Stuttgart.(中野治房訳『花生態学』、1966、廣川書店)
*翻訳本から引用せざるを得ない場合もあると思いますが、なるべく原著からの引用をお願いします。しかし外国文献にアクセスしにくい読者もありますので、翻訳がある場合は、このように訳本のデータも載せて頂ければ幸いです。ドイツ語の綴りは名詞のはじまりが大文字ですが、英語文献では大文字にして強調しなくても構いません。
外国語(ローマ字圏)の論文集からの引用
Trivers, R. L. 1972 In: Sexual selection and the descent of man, 1871-1971. (Campbell, B. ed. ), pp.136-179. Aldine-Atherton, Chicago.
非ローマ字圏の文献
ギリシア語やロシア語など非ローマ字圏の文献も引用文献に含めて頂いて結構ですが、その場合はなるべく英訳をつけて下さい。アラビア文字、ヘブライ文字、ハングルなどには、現在のところ対応できません。
原稿送り先:
〒171-8501 豊島区西池袋3丁目 立教大学・理学部・動物生態
『生物科学』編集委員会(TEL/FAX:03-3985-2596)
『生物科学』のホームページURL
http://www.ruralnet.or.jp/seibutsu/