廻谷義治
(めぐりやよしはる) 千葉県市民農園協会会長 |
遊休農地に市民農園を!〜消費者に耕す楽しみを覚えてもらい、国産野菜を愛好してもらいたい〜農林水産省の資料によると、平成13年度のカロリーベースの総合食料自給率は40%であり、野菜の自給率も82%にまで低下している。その一方、耕地利用率は毎年少しずつ下がり、94.3%になっている。1年1作の利用として27万ヘクタールを越える農地が利用されていないことになるが、野菜や作物の種類によっては年に2作以上作ることも少なくないので、遊んでいる農地は大変な面積になる。私たちが農村を歩いていて遊休農地が目に付くのは当然である。 これらの遊休農地を都市周辺から順次市民農園として整備し、都市の人々の生活にキッチンガーデニングを普及定着させていきたいと思う。日常的余暇活動として市民農園利用が長年行なわれるようになると、とれたて野菜のおいしさ、国産野菜への安心感が大きくなっていく。野菜が好きになり、よく食べるようになると、市民農園でとれる量はたかが知れているので、こだわりを持ちながら購入する野菜も増えていく。日本とはケタ違いに高い水準で市民農園が普及しているヨーロッパの農業が比較的安定しているのは、“都市を耕す”ことが一般的になっているせいかもしれない。 |