応援団員からのメッセージ
砂田登志子
(すなだとしこ)
食生活 健康ジャーナリスト

食は命、愛、健康、未来を育む

 健康づくりの生涯学習「食育」がいま全国各地に深く静かに広がっています。栄養バランスを考え、おいしく楽しく食べてスクスク元気に育つ食育は、心身によい食を賢く上手に選ぶ力を育てる活動です。

 食を育むことは、命、心、愛、絆、信頼、人間関係を育み、未来も育みます。食育は健全な未来をつくる分母なのです。食育はまた、健康、文化、環境、農業など、私たちの生活の質すべてに直結し、関与しています。

 食は命を運び、文化を伝えます。私たちの先祖が形成してきた米食文化4千年の由来と足跡を色濃く留める漢字、籾(もみ)、粉、料、粒、粕(かす)、粗、粘、粟、粥、粋、精、糖、糠(ぬか)、糞、糧、氣、糲(げんまい、くろごめ)などに、健康長寿の知恵とヒントがいっぱい詰っています。

 食育維新が始ったいま、食育、食養、食療、食医、食守の実践者がもっと育ち、私の食育三部作―『楽しく食育』(潮出版社・2005年5月刊)、『今こそ食育を!』(法研)、『漢字で食育』(求龍堂)―が、食育活動の定着と発展のよすがになればと願っています。

 『楽しく食育』の内容は、「今なぜ食育なの?」「世界の子どもの食育」「日本各地で始った食育活動」「元気をうつす食育コミュニケーション」「食は命を運び文化を伝える」などです。