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【報告1】国産・地場産大豆にこだわる豆腐店の食育〜「だいずきっず倶楽部」の取組み〜
愛知県・(株)おとうふ工房いしかわ 石川伸さん
愛知県高浜市の(株)おとうふ工房いしかわでは、平成18年度より「だいずきっず倶楽部」の取組みを開始しました。学校に出向いて豆腐づくり教室を開くほか、平成19年度からは大豆の栽培体験も行なっています。毎回の活動では、調理体験や畑仕事に熱中する親子の姿がみられ、回数を重ねるにつれて地元での認知が広がり、いまでは「倶楽部」の活動は予約でいっぱいになります。おとうふ工房いしかわでは、「だいずきっず倶楽部」をはじめとする地域貢献活動に積極的に取り組んでいますが、取組みを通して社員が自分の仕事にやりがいを持つ動機づけにつながっています。
【報告2】各務原キムチで都市(まち)おこし 〜地域が一体となったゼロからのブランドづくり〜
岐阜県・各務原商工会議所 古田希雄さん
製造業の街である岐阜県各務原市では、「各務原キムチ」の特産化が進められています。メディアを通したPR活動でブランドを確立し、食品メーカーと連携した関連商品の開発のほか、現在、「各務原やさいプロジェクト」を展開して原料の野菜を地元で供給するために生産者の育成に取り組んでいます。このほかにも、住民が参加する「各務原キムチ」の認定や市民を対象としたキムチ教室などが開かれ、キムチをきっかけにして地域を巻き込んだ活動が展開されています。
【報告3】どうやって食育に企業を巻き込むか?
静岡県・三島市健康増進課 加藤健一さん
静岡県三島市では、食育基本条例の制定を受けて、地域の各団体が連携した食育の取組みが進められています。そのうちの1つが、毎月19日に、地域の事業所の社員が早めに帰宅して家族で夕食を囲む「家族団らんの日」です。市の呼びかけで始まったこの取組みには、地元の大手企業が協力しています。企業にとっても、従業員の食生活を向上させることは保険料や医療費の負担を抑えることにつながるというメリットもあり、大企業では関心を持つ企業が多いとのことですが、中小企業を巻きこむことはこれからの課題とのことです。
【ディスカッション】
コーディネーター・岐阜女子大学 小川宣子さん
3者の報告の後、岐阜女子大学の小川宣子さんのコーディネートによってディスカッションが行われました。ディスカッションでは、コーディネーターの小川さんに地域の食育において大学や行政が果たすべき役割について、ご自身の実践を踏まえてコメントをいただいたあと、報告者3人による議論が交わされ、企業が食育に取組む意義や、食育が地域に根ざすことで深まりをみせていくことを確かめることができました。

(文責・食と農の応援団事務局)
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