応援団員の活動記録

2006/3月

【最新の活動記録】 【過去の一覧】

■2006年度「ひょうごの食シンポジウム」

日 時 2006年3月11日(土)
会 場 兵庫県神戸市「兵庫県農業会館」11階大ホール
主 催 ひょうごの食研究会(幹事長 保田茂)
テーマ 食と健康
参加者 約160名
内 容


講演T「食べものを変えると人生変わる」

講師 昇(のぼり)幹夫(元気で長生き研究所所長・日本笑い学会副会長・産婦人科医)(写真上左)


講演U「噛むことで健康 生き生き!」

講師 黒田耕平(神戸医療生協協同歯科・小児歯科医)(写真上右)

    井上治子(生協なでしこ歯科・歯科衛生士)


講演内容

 昇氏は、アメリカの余剰小麦対策が大きな影響を与えた日本の第2次大戦後の食生活の変化と生活習慣病の増加を概説した上で、和食をベースにした食生活をとりもどすことを訴えた。また笑うことや、泣きたいときには泣くことが免疫力を高めることを話された。

 黒田氏は、近年のモンゴルの食生活が急速に変わっていること、そのなかで虫歯が激増していることを話された。さらに「政府が、ウランバートルを中心に遊牧民を定住化させる政策を進め、一方で市場経済を急速に導入した結果、市場(いちば)には中国などからの食料品が溢れているが、家のないいわゆるストリートチルドレンが増えている。また遊牧民の食事は、塩味をつけた羊肉や馬乳のチーズといったものが基本だったが、定住化して小麦の粉食に変わってきた。酸味が強い馬乳のチーズは、日本人にとてもかめないほど硬く、各地でその地域独自の風味のチーズがつくられてきた。この硬いチーズを食べることであごが鍛えられ、虫歯も防がれていた。モンゴルの近年の食生活の変化は、日本の戦後の食生活の変化を凝縮して見ているような感じだ。現在、モンゴルにおける歯科治療を支援するために、現地に何度も行っている」と述べた。

 井上氏は、子どもがどのような生活・家族環境のなかに置かれているか、その中でどのような食行動をとっているかというところまで見ていかないと、虫歯予防はできないと話された。「虫歯を治してもすぐできるA子ちゃんに、一日何回お菓子を食べるか聞き、回数を減らすように母親に指導したが変わらない。そこでA子ちゃんの1日の行動パターンを聞いたところ、夕方お菓子を食べていることが分かった。なんでそうなのかをA子ちゃんと母親に聞いたところ、A子ちゃんの上に障害をもった兄弟がおり、日中は母親はその子の世話にかかりきりになっている。夜8時過ぎにようやく母親の手がすき、母親を独占できることに気づいたA子ちゃんは、夕方お腹がすいてもお菓子を食べてごまかし、夜遅くになっても母親と晩ご飯を食べるようにしていることにしているということが分かった。そういうところまで見ないで、ただお菓子はダメと言っても食指導、食育にはならない。そういう意味で、食育とはこちらの認識も深まること、子どもと一緒にこちらも成長していくことだ」と述べた。


(文責:ひょうごの食研究会事務局)



■「岐阜『食』を考えるみんなの会」研究会

日 時 2006年3月21日(火)
会 場 岐阜市「岐阜調理専門学校」
主 催 岐阜「食」を考えるみんなの会(会長 岩田弘敏)
テーマ 子ども料理教室実践講座
参加者 43名
司 会 小川宣子(岐阜「食」を考えるみんなの会幹事・岐阜女子大学教授)
講 師 小出弥生(みんなのクッキングクラブ主宰・管理栄養士)(写真下左)
内 容


子どもの料理体験をする上での注意点について、講演と実習(ピザとりんごゼリーつくり)を行なった。


<講演レジメ>


「食育講座・料理教室を実施するにあたって〜実施している事と気をつけていること〜」

                                             小出弥生


目的

 @幼児・低学年:食材を知る(だしを比べてみる。米を比べてみるなど)

 A中学年以上 :自分が食べるものを知る(食材・作り方・食べる量など)

 B親子    :楽しく料理をする 

実習内容

 @包丁・火を必ず使い、仕上げだけでなく何か1品は最初から最後まで作るようにする

 A自分で知っているメニューを素などは使わずに作る。自分が食べられる量を知る。シリーズによっては、自分で献立を立てて実習をする。

 B子どもにもなじみのあるメニューで、親子で協力しながら作れるもの。

献立を作る上で考慮していること

 講座のテーマに合わせる

 食育的なものを入れるときはそこから考えられる献立にする

調理をする際に気をつける点

 調理台の高さについては、実習台があまり高いときは、補助机を入れることもあります

 包丁も子供用のものがあるとは限らないので、その会場や年齢に合わせて使う食材を変えたりします

後片付けは

 しっかりさせています。食器・調理器具はもちろん調理台・床なども掃除します

供食をするときに気をつける点

 テーブルでの並べ方については話をします。食べている時は、あわてさせないようにしています

下準備について

 これも年齢によりますが、小学生にはほとんど材料は配りません。本来なら買い物から一緒にしたいくらいなので、前に材料を並べそこから選んでもらうこともします

その他

 旬を大切にする

 何をどれだけ食べたらよいかを知る

 食材の原料を知る




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