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(1)講演「香川の米」 村上優浩(香川県農政水産部)
村上氏は、まず香川県の米の品種の変遷を説明してくれました。現在は、魚沼産コシヒカリに匹敵する食味を持つコシヒカリと、ヒノヒカリの作付面積を合わせると、香川県内の作付の8割を占めるそうです。
いま、香川県の米づくりは、高温障害の克服という課題に立ち向っています。香川県では、以前に比べ気温が2度上昇しているため、白未熟粒が増加しているのだそうです。そこで「コシヒカリ田植え誘導マップ」をつくり、その地域の標高差に応じて田植え時期を遅らせるよう農家に呼びかけています。田植え時期を遅らせることによって、高温障害を防ぐことができるからです。

(2)「米についてのアンケート」結果の報告 犬飼直美(香川県笠田高校)・白川恵美子(香川県詫間小学校)
香川の食を考える会では、2004年「国際コメ年」にちなんで、「米についてのアンケート」を実施しました。そのアンケート結果を、犬飼氏と白川氏が報告しました。
アンケートに協力してくれたのは、香川県国分寺南部小学校の6年生、国分寺中学校の2年生、坂出高校の1年生、香川県食生活改善推進連絡協議会の推進員の方々です(協力者計536名)。
「パン、麺に比べてご飯が好き」という質問に対して、成人では79%の人が「ご飯が好き」と答えましたが、小学生・中学生・高校生では、年齢があがるにつれ「ご飯が好き」と答える人が減っています。
また犬飼氏は、坂出高校の280名の生徒に聞き取り調査をしてもらいました。生徒の両親や祖父母に「自分と同じ年齢のころにどんなものを食べていたか」ということを聞く調査です。
その結果、両親の世代では生徒たちの食事内容と変わらないものを食べていたこと、祖父母の世代では食事内容に違いがでることが浮かび上がりました。祖父母の世代の食に対して、「質素」「さつまいもの茎なんて食べたくない」という感想を書いた生徒もいましたが、「昔の食べ物は自分で作っているので体によい」「たくさん野菜を使った献立で健康によさそう」「無駄なく食材を使うところは見習いたい」と書いた生徒もいました。

なお宮城氏が、めずらしい在来品種を研究会に持参してくれました。四葉(すうよう)キュウリ(左上)と、香川本鷹(さぬき鷹の爪)の苗(右上)です。四葉キュウリは一見すると、ニガウリと間違えそうです。消滅寸前ともいわれる香川本鷹の苗は、宮城氏が自分で種から育てたものです。この苗から香川本鷹が広がっていくことを期待したいものです。
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