11月12日開催の講演会の要旨
特別講演会(成人大学講座。フリーキャスター 林美香子氏)
幌加内といえばソバ!という町づくりをするには
まず、時代を担う、地元の高校生が聴講してくれたことに賞賛!。
今の農業は多面的な部分が強調されるようになった。その代表例がグリーンツーリズムなど。
今後も幌加内のソバをアピールする手法として、気になること、改善した方が良いと思われるものについて
JRの列車内にあるパンフを見たが、素晴らしい雰囲気で作ってあるのに、詳しい連絡先が載っていないのが残念。例えば、そばを食べさせるお店の紹介などを入れて欲しい。
幌加内の名称について、全国に発信して行く場合“幌加内”の漢字を読めない人が多いので『ほろかない』と平仮名の方が良いのではないか。
味の良さを強調する場合は、米に代表されるようなデータの裏付けがほしい。
併せて「生産履歴」は重要だ。まして、無農薬栽培だとなおさら必要で、こうした生産物は高くてもほしいという人が居ると思う。
生産履歴の効用は、道東の浜中農協の事例が目に付く。30年も前から農協単独で「生産履歴研究所」を設立し、牛乳の生産過程などの情報開示をしたところ、有名な「ハーゲンダーツ」の原料に全量採用されるに至ったと言う。
地元へ客の引けるソバ店の誘致が必要だ。ソバ祭りはイベントとして突出しているが、その後が続いていない。期間だけ手打ちソバを食べさせるのではなく、夏場だったら週末には“ミニソバ祭り”があるとか、町内の食堂を回らせる“ソバスタンプラリー”等の企画があったら良いと思う。
いわば、幌加内町の街全体が“ソバ博物館”と考えればいいのではないだろうか。
従って、一部パンフに写真紹介されている「ソバ食堂」では雰囲気をかもしだす迫力がない。お金と合意、時間がいることだが、建て返るなどの時はみんなで相談し、ソバ博物館にふさわしいものに仕立ててみてはどうだろうか。
当町の活性化協議会が提唱している「ソバの館」構想は良いと思う。大型バスが連ねて来ることができる、通年型施設は是非必要だと思う。
「PR大使」として町の首長が当たることがあるが、当町の町長には是非ソバの“手打ち”が出来る町長としてPRしてほしいし、こういうことが非常に大切。
新ソバの保存を是非考えてほしい。雪中氷室などの例もあるので、通年出荷できる体制も考えたい。
ソバ祭りで「ソバクレープ」が好評だったと言うが、専門の店を作ってしまったら?
前述例から、「ソバ文化研究所」を立ち上げてはどうか。また、地元高校生が授業の一環として取り組んでいる「ソバ打ち授業」を一般公開するなど、多くの人に知ってもらうことも大切。
30年の歴史があるのだから、それをまとめた「ソバの本」を出してみては?それは必ず“有料”にすること。
町のインターネットHPの更新が遅い。現代人のあいだでは、今ごろ(11月)HPを覗いて、7月のソバ祭り前の記事が出てくるのでは、話にならない。関係者(書き込み作業)は若い人に譲ったほうが良い。
ソバの消費量調査はしているのか?消費動向調査をし、通販を起こすとか、年越しソバのイベントを起こすのも良いのでは。
健康食としてのソバをアピールするため詳細なデータを取ることが必要。健康に良い成分がどれだけあるかなどの証明材料にして付加価値を高めることができる。
通販の成功例では「馬路村」の“ゆずドリンク”が上げられる。山間部の小さな村から都度、街場に出ることは効率的ではないとして、奇抜な通販パンフから始まった。
その他、消費につながるアイデアとしては、贈答用(結婚式、葬儀のお返しなど)なども考えられる。
工夫があって良いのは、ソバを出荷する袋。この表示などの見せ方や使い方も重要。
直接消費者の意見を聞くことができる「ソバモニター制度」を作ってみては。ソバ打ち日本一と言われる人に聞いてもらうとか。
有段者もいるという“ソバうたん会”のメンバーで“ソバ打ちの出前え”を考えてみては?餅つきの車セットがあるように、出前道具一式を積んで有名人の所などへ出張手打ちをするなど。
“ソバの里”として景観造りは重要だ。「これぞ幌加内のそば…」と思わせる雰囲気が足りないのでは。それらしい建物があるとか、ソバの街づくりに相応しいものがほしい。前述のパンフではみすぼらしい。
しかし、奇抜なアイデアも最後に決定する人(町民)で、大きく変わってしまう失敗例がある。北竜町の温泉の門にある“竜”は何でしょうか?(ひまわりがあるのに)。
また、代表する看板はアカ抜けたものであることが重要。でも、ある町村のド派手なピンクを使えば良いというものではない。
北海道に相応しい“ソバの里”づくりが必要で、それには外(外界)を見る事で“目を養う”ことが重要だ。
(文責:事務局)
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