安積 保 岐阜県在住 1945年生まれ 岐阜県出身 (有)安積 代表 仕出し料理店経営の傍ら、「各務原特産品作り研究会」の仲間とともに「各務原キムチ」の特産化などに取り組んでいます。その経験をもとに、1.農産加工で重要になる農家との付き合い方、2.お金をかけないPR方法、3.商品開発の着眼点、4.農商工、産官学が連携した地域おこしの戦略などについてアドバイスします。
岩田 弘敏 岐阜県在住 1936年生まれ 愛知県出身 岐阜大学 名誉教授 健康づくりの具体的な指針「ヘルスプランぎふ21」がある。そのなかで好ましい生活習慣の確立にむけた実践のための具体的手法を提案したい。/認知症・寝たきり予防のためにすすめてきた五感健康法は五感を刺激して恒常性を維持して健康を確保しようとする健康法である。その一つに健脳食があるが、高齢者のための健脳食指針が作成されているので、それについて紹介したい。/「岐阜――食を考えるみんなの会」が結成されている。食を中心として健康、農、教育、環境などを考える県民ネットワークをめざした活動を続けている。その活動内容を紹介したい。
庄村 敏 岐阜県在住 1953年生まれ 岐阜県出身 庄村米穀店 古い栽培の歴史をもちながら経済作物として認知されなくなり、統計調査の対象からも除外されたのがアワ・キビ・ヒエなど。瑞穂の国と呼ばれた日本ですが、実際に山間地の食を支えたのはこれらの雑穀で、奥美濃地方では昭和30年代まで、栃の実とともに大切な糧食(カテ食・増量食材)として多く利用されてきました。食生活のなかからまもなく消える影の主役「雑穀・栃の実」を、せめて最後に表舞台へと考え、自らも畑を耕し、在来種子と食文化の継承に取り組んでいます。当店では雑穀を自然食・健康食ではなく、伝統食材と考えています。
谷口 いわお 岐阜県在住 1930年生まれ 岐阜県出身 日本わら細工伝承大学校 校長 私は、わらの研究を50年あまりやっています。わら文化は、稲作とともに農民が2000余年も創り育ててきた土着の文化。日本の先人が創造してきたその技と心は、農に生きてきた民衆の心であり、知恵です。すばらしい文化であることを再認識し、現在に生かす道を探ります。子どもたちに、わらを素材に物づくりを教えてゆくことは、子どもの創造力と造形力を育む大切な力を養うことです。米づくりの体験学習もやっています。
日比野 光敏 岐阜県在住 1960年生まれ 岐阜県出身 名古屋経済大学短期大学部 教授 さまざまな様相をみせる伝統料理は、それをみて味わうだけでも楽しいものですが、その料理が育った風土をじつによく語ってくれるものです。また、一見、古くさい感じのする料理でも、その料理に込められた意味は現代人にも相通じていたりします。さらに、現代からすればかえって斬新なアイデアをもっているものもあります。つまり、日本各地に伝わる料理に関心を寄せることは、たんに「過去の伝承」だけでなく、先人たちの心を現代に受け継ぎ、生かすための作業だともいえるのです。こんな楽しみを、みなさんも一緒に味わってみませんか?
洞口 健児 岐阜県在住 1950年生まれ 岐阜県出身 (有)アウトドアコーディネイツ 代表取締役 私はアウトドアという切り口から過去20年間「本物の直接体験」ということを唱え続けてきた。そして究極のアウトドアライフは百姓(農耕)ではないか、と思うに至った。スポーツも、アクティビティも、クラフトも、文化も、耕すことも、食べることも……、その地の自然条件のなかでいかに本物の直接体験をコーディネートするか、である。そしてどのように地元にお金の落ちる仕掛けを組み込んでいくのか……、みなさまとともに智恵を絞りたいものです。
森 基子 岐阜県在住 1935年生まれ 岐阜県出身 岐阜市立女子短期大学 名誉教授 好きなものを自由に食べられる飽食の時代にあって、私たちの食生活は乱れてきました。朝食抜きや一人で食べる孤食の増加、食事のさいにお茶ではなく清涼飲料水を手にしたり、軟らかい食べ物や油脂味への嗜好のシフトなどの弊害が、筆者らのかかわった調査でも指摘されています。また、子どもたちの食卓づくりへの参加機会の減少は、食と農の乖離をますます増大させています。正しい食習慣は、学習によって習得していくものです。幼いころから健康な生活を送るための食教育の重要性が、ここにあるのです。
秋山 勝英 静岡県在住 1959年生まれ 静岡県出身 静岡県農業経営士 「日本茶離れ」のライフスタイルの中で、本当に身体の為になる「生きているお茶」の伝道師となり、日本国民の健康・幸福に貢献し、「農業・食の大切さ」を地道にお知らせしたいと思います。身土不二の精神です。
稲垣 栄洋 静岡県在住 1968年生まれ 静岡県出身 静岡県農林技術研究所 農学博士 農業や農村は、食糧を生産する以外にも、豊かな自然や美しい風景を創りだすなど、さまざまな役割があります。私は、農業や農村がつくりだす自然や風景の魅力や役割を研究しています。とくに田んぼの自然や風景は、人と自然が長い時間をかけて創りあげてきたものです。自然の営みのなかに人の暮らしがあり、人の暮らしのなかに自然の営みがあります。私たちの身近な自然や生き物の世界をのぞいてみませんか? そこには新しい発見があるはずです。
川勝 平太 静岡県在住 1948年生まれ 京都府出身 静岡県 知事 画一的な都市景観を生んだ「生活の55年体制」から脱するには、多自然地域に居住空間をつくり、それを地域分権とあわせて推進して一極集中を打破し、生活スタイルを水・緑・土と親しめるように一新することだ。日本人はこれまで都市化(アーバン化)を理想としてきたが、都市は緑を求めている。すなわち、本格的に「農」にとりくむ「農芸化」(ルーラル化)によって「美の文明」の基礎を形づくっていくことがいま、求められているのである。
桐谷 圭治 静岡県在住 1929年生まれ 大阪府出身 日本応用動物昆虫学会 名誉会員 安全・安心な食べものに対する消費者の声は高いようです。安全・安心は消費者だけでなく、生産者そして農地にすむ様々な生きものにとっても安全・安心が求められます。病害虫にとっても大発生したり、絶滅の危機に曝されることは安全・安心・安心は環境ではありません。これからの生き物を「ただの虫や草」に管理して、生きもの、生産者、消費者が共存する農業を目指すのが、私の主張するIBM(総合的生物多様性管理)です。ポストCOP10の課題でもあります。
榛村 純一 静岡県在住 1934年生まれ 静岡県出身 静岡県森林組合連合会 会長 村格・都市格概念導入による中小都市の再生を提唱しています。村格とは、柳田国男の「人には人格があるように、村には村格がある」という言葉によるもので、都市格は、戦前の中川望大阪府知事による「人は都市格のある京都に行き、ない大阪には来ない」という言葉によります。12領域60項目の村格・都市格指標を用意しております。平成の市町村合併後に成立した674中小都市人口20万人以下の市や757町・184村の住民市民が、生涯学習まちづくりや総合計画や首長マニフェストを論議するとき、村格・都市格概念・指標により、経済・道徳両面のしっかりした人間形成と美しく活力ある国土形成とに資するためです。
竹村 久生 静岡県在住 1948年生まれ 静岡県出身 中学校技術科 教員 種から野菜をつくることの感動と大切さを子どもたちに伝えてきました。教育現場では、栽培失敗の原因と解決方法を実例で解説しながら、「どこでもだれでもできる種からの野菜づくり」を提案しています。“作物は育てる人の足音を聞いて大きくなる”。身近な場所で種から育てたおいしい作物を手にしたとき、子どもの目は喜びに満ち輝きます。気持ちをゆさぶり心に染み入る食農教育は誰にでもできるということを、20年の実践をもとにお話しします。
田島 征三 静岡県在住 1940年生まれ 高知県出身 画家・アーティスト・絵本作家 村はさびれてゆきます。自然にそうなってゆくのではなく、その村のせいでもない、上のほうでだいぶん前に手を打ってあったからです。あわてて、開発、原発、産廃施設の誘致と、村のいいところを壊して活気づいても、先行きもっとひどいさびれ方をするだけです。村の美しさをそのままにして、活気づく方法を考えてみましょう。文化的なこと。芸術、スポーツ、音楽いろいろあるはずです! 独自の道を探してみませんか?
田 光男 静岡県在住 1947年生まれ 静岡県出身 食農学習コーディネーター 私たち、やきつべの里フォーラムでは、「地域の子供は地域で育てよう」の共通認識の下で、地域で活動されている団体、企業などが連携している組織(30団体)です。行政、公民館、幼稚園、学校などと協力し、地域の人材、知恵、自然、環境、食文化、歴史などを活かし、多様なボランティア活動を展開しています。その活動のなかで一年間を通した「教育ファーム推進事業」を実施しています。食農体験は生きた教科書であり、子どもたちが体験することがいかに重要か、学校関係者、父兄の方々に認識されたい。
藤森 文江 静岡県在住 1939年生まれ 静岡県出身 四季の里 代表 なにかしたいけれども、なにが足りないかわからない。年をとり過ぎたけれども取り戻せない。人がめったに来ないからお金儲けができない。周りの人が意地悪をするから、なにもしたくない。でも、やってみなければわからない。足を引っ張られても厚い壁に覆われても、それでもやり抜いた女たちがいます。
宮澤 昌子 静岡県在住 1962年生まれ 静岡県出身 マーケティングプランナー 農から切り離されてしまった社会の価値観に対して、農の現場からなにを伝えていけるのか、経済活動の中心に「命」というものをすえ、わきまえのある生業(なりわい)を模索しています。
吉田 隆子 静岡県在住 生まれ 静岡県出身 NPO法人 こどもの森 理事長 子どもたちが将来健康で人間らしい生活ができるよう、望ましい食生活の営みができる能力を幼児期から身につけていくことが大切になります。私はその能力を「食育で育てる元気な子への5つの能力」としました。(1)食べ物を選択する能力、(2)元気なからだのわかる能力、(3)食べ物の育ちがわかる能力、(4)味がわかる能力、(5)料理する能力。これらは「三つ子の魂、百まで」といわれるように、幼いときから毎日のくり返しによって身についていくものです。
井形 昭弘 愛知県在住 1928年生まれ 静岡県出身 名古屋学芸大学 学長 現在、世論には未来長寿社会は暗いとの論調が多いが、私はそうは思わない。老年病は近い将来いつかは解明され、予防/治療が可能となる。福祉は自立へつなげる大きな目標を掲げることになり、医療と共通の目標をもつに至った。健康づくりも「守る健康」から「創る健康」へとかわった。われわれは、自らの手で「健やかにして明るい未来長寿社会」を創造すべき任務を担い、かつ、それは実現可能であることを強調したい。
五十嵐 桂葉 愛知県在住 1933年生まれ 愛知県出身 鈴鹿医療科学大学 非常勤講師 食生活指導は、栄養の理論を踏まえた簡単に理解できる方法[手のひら指導法]をあみだし、生活習慣病全般の糸口に利用しています。現在は現業栄養士さんの献立開発に/ヘルパーさんの食事づくり不安解消に/家庭人になる方の基礎教育に/お手伝いして喜ぶ子どもの笑顔づくりとご近所の交流のために/高齢者の健康寿命の延長のために/を目標に奮闘中です。得意の範疇は献立開発、献立論、病態栄養・臨床栄養・栄養健康食事相談・病院などの調理室設計・健康展などのイベント企画・エコクッキング・患者への在宅訪問栄養指導や食事計画などです。
石川 伸 愛知県在住 1963年生まれ 愛知県出身 (株)おとうふ工房いしかわ 代表取締役 小学生から中学生、主婦層、経営者までを対象に、豆腐を媒体にした各種テーマの話と体験教室を行ないます。
伊藤 和孝 愛知県在住 1960年生まれ 三重県出身 蟹江町教育委員会 尾張平野の気候的土壌的な恵みをうまく利用し、人々が英知を重ねて品種を改良し育んだ尾張出身の各種野菜(宮重大根、治郎丸菠薐草、野崎白菜など)が、育種業者の手により全国に販売され、野菜栽培や市場に果たした役割がいかに大きいかを考察する。そのなかで野菜の栽培・流通・食文化の他、地元で伝統野菜復活に取り組まれる人々の姿などもあわせて紹介してみたいと思う。
岩崎 正弥 愛知県在住 1961年生まれ 静岡県出身 愛知大学地域政策学部 教授 子どもは地域の大事な共同財産。身近な「校区コミュニティ」を創るには、地域のつなぎ役である子どもを主人公とするべきです。地域づくりの根本は、私たちの暮しの場を豊かにすることだと思います。そこに重要な資源があるから大切なのではありません。私たちの経験が蓄積して、場所の重みをもっているからこそ価値があるのです。
岡本 靖史 愛知県在住 1965年生まれ 兵庫県出身 おやじの休日の会 代表 私が一番大切にしているのは、「体験」です。現代は、なにごとも情報優先で知識だけが一人歩きしている。それは子どもたちだけでなく、大人にもいえることではないでしょうか? とにかく体験してみること。やってみなければ、料理の楽しさなどわかるはずがありません。私が開催する親子の料理(食)体験は、「食」のもつおいしさの感動・できあがりの喜び・つくることの楽しさをどうやって伝えるかを、工夫しながらつくりあげているプログラムです。
小川 宣子 愛知県在住 1950年生まれ 愛知県出身 中部大学応用生物学部 教授 食生活の役割である生理的機能については「食べ方」が重要であり、そのためには食材の特性について知っておく必要がある。情報提供できる食材は、卵・大豆・米であり、これらの食材の食品・栄養特性および調理加工法、消化管内環境・消化管組織の変化、消化吸収への影響など、食べ物を複合的にとらえることで食べ物の具体的な「食べ方」を示唆していきたい。また、幼児を取り巻く食環境と幼児の嗜好性の事例から、幼児の「食べ方」を明らかにし、地域の特産物や行事食、伝統食の伝承などから食文化が意味するものを考え、食教育・栄養教育の指導方法の提案を行なう。
小川 雄二 愛知県在住 1955年生まれ 愛知県出身 名古屋短期大学保育科 教授 子どもの食育を専門としています。子どもの育ちにとって、食と農のプロセスが身近にあり、かつ子どもが参加できることが必要だと思います。食と農は子どもたちの学びの重要な環境ですし、そのプロセスにかかわることで、見通しをもってものごとをすすめていく力を身につけていきます。「楽しく食べる食育で子どもの体と心を伸ばす」というテーマで、次のような内容のお話しをよくさせていただいています。(1)家庭の食と子どものいま。(2)子どもの力を伸ばす食と農。(3)子どもの食生活と健康・発達、(4)子どもたちに受け継がせたい食生活。
北山 佐和子 愛知県在住 1952年生まれ 愛知県出身 NPO法人 ブラーフマンYoGaセンター 主宰 生活のなかにYoGaの呼吸法、冥想、入浴方法、食事法、排泄法などをとり入れてみましょう。ご自分の体の感覚に耳を澄ましてみましょう。体と心、体と息、食と心、息と心などの結びつきを深めて広げ、体と精神が本来もっている力を引きだしてゆくことがYoGaの大きな特徴です。YoGaの効用をすぐ肯定されたり否定されずに「確かめる」ことをおすすめします。「信じるな、疑うな、確かめよ」ということが、YoGaの大切なキーポイントです。
小出 弥生 愛知県在住 1956年生まれ 愛知県出身 管理栄養士 フリーの管理栄養士です。大学の非常勤講師、食品会社の商品レシピ開発、食育講座講師、料理教室講師など、幅広く活動しています。特に子どもの食生活について関心を持ち、子ども向け、親子向けの料理指導を数多く経験しています。「食べることは一生です」。なかでも子どもの食習慣は、大人の食への関心に左右されます。より健やかに生きるための知恵を、みんなで考えていきたいと思っています。
篠田 陽作 愛知県在住 1941年生まれ 東京都出身 豊田工業高等専門学校 講師 農と食は生きるための基本。それらの問題を土からはじめて調理クズまでをトータルに考えたり、関心をもつことが大切だと思います。年間50回ほどでかける総合的学習ではその点について話します。自分が食べている食料がどこで、だれの手で、どのようにつくられているかを知ること、それが食と農の教育だと思います。
島村 光治 愛知県在住 1974年生まれ 秋田県出身 日本福祉大学大学院 食べ物の味を変えずに、一時的に舌にイタズラをする植物を味覚修飾植物といいます。私の講義では、味覚についてわかりやすく学んだ後、甘さを感じなくなるギムネマの実験を行ないます。甘味のない世界を体験することで、味覚障害を疑似体験でき、食の大切さも再認識できることと思います。
竹谷 裕之 愛知県在住 1945年生まれ 愛知県出身 名古屋大学 名誉教授 食糧生産管理の重層的側面を整理しながら、従来の市場原理に基づく生産管理論の意義と限界を考察し、時代が要請する新たな食糧生産管理学体系の構築をめざす。またこの新しい食糧生産管理を担う主体について、その展開プロセス並びに諸形態を実証的に究明する。さらに農業生産や地域資源がもつ共益的機能や外部経済(不経済)について、その評価の理論と方法を構築する。
竪山 翠 愛知県在住 1929年生まれ 愛知県出身 名古屋福祉保育柔整専門学校 教授 年中行事といえば、かつてはそれぞれの地域で、稲作とかかわるなかで農業の旬を祝う行事であった。この日、家々でつくる料理や菓子は、見栄えは悪くても、わが家に受けつがれてきた伝統の味であった。いま、年中行事の意義が失われつつあるが、暮らしにメリハリをつける役割や、年中行事の郷土の食べ物について、多くの情報を発信していくことが大切である。
鳥山 欽示 愛知県在住 1958年生まれ 愛知県出身 (株)はと屋 代表取締役社長 子どもたちに実際に味噌を仕込んでもらいます。糀の匂い、手の感触、味、五感に刺激するように体験してもらいます。自分たちが手をかけ時間をかけできあがった味噌を、子どもたちは大切に扱います。たとえば、味噌汁を残していた子どもが残さなくなる。物があふれ、物を大事にといっても真意が伝わらない現代に、自分が手をかけたり、興味をもったりすることにより、物を大事にする気持ちが芽生えるのです。そのためには「見て触れて感じる」ことが必要だと思います。そうすれば、行動が変わるのです。
西村 敬子 愛知県在住 1947年生まれ 兵庫県出身 愛知教育大学 教授 食べることは生きることです。そして、バランスよく食べることが大切なことはいうまでもありません。バランスよく食べる方法を、食事バランスガイドのコマの各エリアから地球にきた勇者「食まるファイブ」(主食エリア:黄色のりきまる、副菜エリア:緑色のベジまる、主菜エリア:赤色のにくまる、牛乳・乳製品エリア:白色のほねまる、果物エリア:紫色のフルーツまる)と一緒に考えてみませんか?
服部 隆 愛知県在住 1949年生まれ 三重県出身 (有)紗羅餐 代表取締役 農業、料理、そば打ち、製粉技術、開店指導と、私の仕事としての「そば」はいろいろな側面をもちますが、その基本となるコンセプトは、三国志の一節「清閑之歓」においています。凄惨な戦いに明け暮れた兵士が自然のなかに一時の安らぎを求め、鳥の囀り、風の音に人間としての歓を思い返す。現代人も都会の喧騒のなかで、そば屋に入りそばを食することで「清閑之歓」を感じてもらえるようなそば屋、仕事でありたいと考えます。
深尾 雅代 愛知県在住 1947年生まれ 岐阜県出身 管理栄養士 フリーの管理栄養士として、環境大学(エコのお話をしながらエコクッキング)、地産地消の料理、高齢者の方の健康に関する講演や料理指導などを実施。他には、幼稚園・小中学校でお母さん方に食育の指導をしたり、生協の会員を対象とした親子クッキングなども行っています。少しの工夫で、楽しく健康な食生活をおくることができます。そのために、朝ごはんのすすめ、発酵食品、野菜を美味しく食べる料理などの講習をしています。
向井 清史 愛知県在住 1949年生まれ 和歌山県出身 名古屋市立大学大学院経済学研究科 教授 小子高齢化、グローバリゼーションなど農山村を取り巻く社会、経済条件が激変しつつあります。農水省、農協、生産者による旧来の農業・農村の維持発展システムはその有効性を急速に失いつつあります。豊かな農山村が生みだす社会的便益を正当に評価し、国民共通の財産と位置づけ、それにふさわしい維持・管理システムを構築することが急がれます。そのためには、生産者、消費者双方における、受益者としての責務と義務の自覚、それにもとづく協働的関係が不可欠です。そのような関係構築に、ささやかでも貢献できればと思っています。
森川 美保 愛知県在住 1965年生まれ 愛知県出身 季の野の台所 代表 「心の畑も耕せる農家でありたい」をモットーとしています。母の代から30年自家採種を続けている大豆を使っての味噌作り教室や、農業体験では作業をしながら心の奥深くまで解放されるよう言葉がけをしています。
山本 昌弘 愛知県在住 1953年生まれ 愛知県出身 豊浜漁業協同組合 代表理事組合長 平成元年、魚価があまりにも安いのに奮起して、産直を試み、現在も続けています。平成6年からは、名古屋市内の団地自治会の協力を得て、毎年4月〜12月まで月1回程度、団地での産直を行なっています。最近になってやっと、魚の好きな方が定着し、新しい魚のおいしさを理解していただけるようになりました。また、平成4年には、トイレ・キャビンつきの漁船を建造し、伊勢湾でもこんなに魚が獲れるのだということを理解していただくために体験漁業を行なっています。
伊井野 雄二 三重県在住 1954年生まれ 鳥取県出身 NPO法人 赤目の里山を育てる会 理事 身近な自然「里山」のなかの「里道」をゆっくり歩くだけで「幸せ」を感じたり、多くの動物や植物が「心を癒す」ことも知るようになった。ふるさとの自然を心に焼きつかせ、大人になったときに思いだす「原風景」。自分が日本人だというアイデンティティーが生みだされる場所が、里山だった。「ドングリの木々」たちは、伐採されても切り株から自然に芽がでてきて、20年もすれば元の大きさに戻る。人の手を入れ続けることが、里山を守る。「伐採しなければ里山は守れない」。新しい自立した里山ゾーンがこれからますます注目されるだろう。
橋本 力男 三重県在住 1952年生まれ 三重県出身 堆肥・育土研究所 代表 有機農業技術が慣行農業に貢献できることの一つとして、堆肥づくり・健康な土づくりの技術があります。生ごみを腐らせずに減量処理・収集し、60℃以上の高温で発酵させ、その完熟生ごみ堆肥で野菜を栽培する。これらの技術を普及させるために、「コンポスト学校」を開催し、技術者を養成しています。日本農業の発展のためには、農業者が公的な視野をもって生産に取り組むことと、農業のもつ社会的な役割を自覚することが大切だと考えています。
高谷 好一 滋賀県在住 1934年生まれ 滋賀県出身 京都大学 名誉教授 目下の関心は次の3点です。(1)世界農業の現状分析――生態に適応した自給自足型の農業と、儲け主義の大規模・単作農業の葛藤を分析する。(1)稲作の歴史的展開過程の解明――アジアに現存する3類型の稲作のうち、日本の稲作の際立った特徴を摘出し、あわせて、日本の社会の特徴を考える。(2)滋賀県の将来像の提示――滋賀県を「美しい湖国」として生かす方策を検討、提示する。
西澤 恵美子 滋賀県在住 1950年生まれ 滋賀県出身 山菜じゅうべえ代表 町より里山へ嫁ぎ、別世界のような生活体験のなか、守っていかなければならないこと、変えた方がいいこと、そして未来の子どもたちに残してあげられる自然、歴史、食文化、これらを維持、継承していくためのシステムを模索しつつ、山菜摘みとり農園を立ち上げ、自然に逆らわない農業を行ない、第6次産業を目指しています。
堀江 武 滋賀県在住 1942年生まれ 島根県出身 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 理事長 アジア・アフリカの開発途上国では人口増とグローバル経済の波の中で、無理な農業生産から生産基盤の劣化や環境の破壊が進行している。食料と環境が21世紀の中心課題となってきつつあるように思います。ところが、稲作の伝来以来、日本の先祖たちが2000年もかけて営々と築いてきた、世界でもっともよく整備された生産力の高い水田と、もっともすすんだ生産技術をもつ水田農業が危機に直面している。この水田農業の継承・発展をめざすさまざまな取組みを応援したいと思います。
内田 昌一 京都府在住 1931年生まれ 京都府出身 京都青果合同(株) 取締役名誉会長 私は、食の大切さを身にしみて感じながら育った世代です。世界的な食糧危機が問題になっている今、人間が生きていくために何よりも大切な食について、次の世代に何を残し伝えるのかを真剣に考えなければならないと思っています。そのために大切な水資源の問題や、農業の重要さ、そして食料の自給率向上のことを広く訴えていきたい。これからもいろいろなところで日本の食文化を守り、育て、食のことを真剣に考える人々の輪が広がり、大きくなることを心から念じています。
江部 康二 京都府在住 1950年生まれ 京都府出身 高雄病院 理事長 高雄病院は漢方を中心に診療しているユニークな病院です。生薬の使用量は日本一で、西洋医学単独では難治なさまざまな病気の患者さんが来院されます。もちろん西洋医学も必要に応じて併用します。また1984年に絶食療法を導入して生活習慣病に効果をあげてきました。アトピー性皮膚炎や気管支喘息の患者さんが数多く来院されるので、アレルギー疾患改善に適した本来の日本型食生活(食養生)実践を提唱しています。さらに2001年度からは 糖尿病の画期的な食事療法(低インスリン・低デンプン食)による入院治療で大きな成果をあげています。
橋 裕博 京都府在住 1947年生まれ 京都府出身 染職人・ひろ2実験工房 主宰 天然繊維、麻、木綿、絹を中心にした繊維のこと、染料素材のこと、それに附属する灰の利用など、明治以前の染織技術をひもとき、染料素材のもつ一番優れた特徴をもつ部分を引きだし染めること、その染料でしかだせない色をだし、それらを組み合わせることで希望する色を求める考え方。これをもとにあるものを活かす、ないものねだりをしないといった染色をすすめています。地域と染料素材と色彩の関連。色彩の歴史的変遷。小袖の形態の変遷。文様と色彩の変遷の研究などもすすめています。
中川 聰七郎 京都府在住 1935年生まれ 京都府出身 鳥取環境大学 客員教授 わが国の農業に新たな展望を開くためには、農業や農村に若者たちを快く迎え入れ、その若者たちがいきいきと農業に打ち込んでいけるようにすること、この一点を実現できる状況をつくりだすことだと思います。若者たちの自由な参入を阻む規制などは三つあります。一つは農地制度。二つは米の生産調整政策。三つは農村を支えている旧いシステムの存在。国境を自由にし、末端の農業者の経営活動を規制していては、農業がつぶれるのは当たり前です。
伴 季子 京都府在住 1957年生まれ 京都府出身 京都市立六原小学校 指導教諭 小学校・幼稚園などでの食育についての話をしています。内容は主に、(1)20数年にわたり公立小学校で教師をしてきた経験から「子どもたちの食の現状と食育」について、(2)京都市独自の地産地消の取組である「知産知消」について、(3)より効果的な学習をするための「学校給食を生かした食育」について、の3つです。勉強会に参加していただいた方が、健康な生活を送るためのヒントを一つでもお持ち帰りいただけたらと思っています。
室田 武 京都府在住 1943年生まれ 栃木県出身 同志社大学経済学部 教授 農林産物の輸入、工場の海外移転など、旧来どおりのことをしていたら、日本は「経済大国」ならぬ「失業大国」になる。オホーツク海の流氷から沖縄のサンゴ礁に至るまで、彩り豊かな日本列島各地の水土(すいど)に根ざす「農林漁業立国」をめざさない限り、日本経済に未来はない。
森谷 敏夫 京都府在住 1950年生まれ 兵庫県出身 京都大学 教授 「生涯現役、死ぬまで元気」、その基本は食であり、朝食を欠かさないことが第一条件です。食べ物が少なくなると、体は基礎代謝や活動量を低くして、飢餓に備えるのです。次に、生活習慣病の予防のために、絶対に肥満しないこと。それには運動が大切です。最近の日本人は筋肉をあまり使わなくなったために、血糖の処理能力が低下し、すぐに血糖値があがってしまうのです。さあ、元気に人生を謳歌するため、生活習慣を見直してみましょう。
鷲尾 圭司 京都府在住 1952年生まれ 京都府出身 水産大学校 理事長 海の環境と漁業の話から、魚食の楽しみ方などを具体的に説明しています。とくに明石における漁業と瀬戸内海の関係から、明石ダイや明石ダコの魅力の秘密、ノリ養殖の実情や産地形成の工夫、イカナゴのくぎ煮の普及活動などを紹介します。そのほか、地域のまちづくりや離島のくらしを食文化の観点から育んでいく取組みなどについても紹介しています。
渡部 忠世 京都府在住 1924年生まれ 神奈川県出身 京都大学 名誉教授 近年、農耕文化(とくに稲作文化)あるいはその周辺をめぐる諸問題について考えていることが多い。農耕文化論などというと無用の論議に聞こえるかもしれないが、文化の確固とした基盤として農業を考えることの大切さを訴えてみたい。その立場から考えるならば、わが国の農業の姿にも、もっと別な自負や自信をもちうるのではあるまいか。21世紀が豊かな文化の時代であってほしいと思うが、そのことと農業の健全な発展とが無縁ではありえないはずです。
梅崎 和子 大阪府在住 1951年生まれ 島根県出身 健康料理研究家 飽食と自給率の低下、そして大量のゴミの山。そんな食生活の結果が、アレルギー疾患をはじめ、生活習慣病の急増や、子どもの心と身体をめぐる問題など、深刻な状況にあります。心身の健康を取り戻すには、毎日の食事、本来の家庭料理や郷土食というものについて考え直さなければなりません。その地域の風土や歴史に育まれた本来の家庭料理や郷土食は、陰陽や身土不二、旬やヒトの食性に沿った食べ方など、自然の理にかなった食べ方、暮らしをも含み、世代世代の「体験」の積重ねに裏うちされた安全な生活の知恵だからです。
岡田 明寛 大阪府在住 1957年生まれ 大阪府出身 豊下製菓(株) 専務取締役 なにわの伝統野菜を使った加工食品の販売に取り組むなかで、伝統野菜に対する興味が深まり、 それぞれの特性や歴史的背景などを勉強。全国の伝統野菜にも興味をもち情報を集めて、伝統野菜ネットワークというポータルサイトを立ちあげています。プランターでつくった野菜でも、 自分で育てた野菜はおいしいもの。食の安全性が問われる昨今、安心して食べられる作物を自分の手でつくっていきたいと思います。
岸上 伸啓 大阪府在住 1958年生まれ 高知県出身 国立民族学博物館 教授 私の専門は文化人類学です。おもにカナダの極北地域に住むイヌイットやアラスカのイヌピアット(エスキモー)を研究しています。テーマのひとつは、彼らの食文化と人の変化です。そして、食料の確保(フードセキュリティー)の問題にも関心があります。最近は、イヌピアットによる先住民生存捕鯨の研究を現地調査にもとづいて行っています。また、都市イヌイットの生活についても近い将来、研究や現地調査を再開する予定です。
小長谷 有紀 大阪府在住 1957年生まれ 大阪府出身 国立民族学博物館研究戦略センター 教授 1979年から1980年のモンゴル留学以降、現地調査活動を頻繁に行なっています。文化人類学の研究という仕事がら、モンゴルの遊牧民の生活を見続けてきました。モンゴルの自然に関する研究や、遊牧に関する研究の成果をもって、広くモンゴル国民に示し、定住化や市場経済化の問題点を洗いだし、ともに議論して、これまでにない別の道を一緒に探ること、あるいは考える場をもうけること、それが日本に課された大きな役割ではないかと思います。
坂下 喜佐久 大阪府在住 1940年生まれ 大阪府出身 きのみ保育園 園長 食べ物は人のからだを良くするものでなければなりません。健康なからだと豊かな心を育てる食事についてお話させていただいています。
豊田 裕章 大阪府在住 1957年生まれ 大阪府出身 豊田歯科医院 院長 甘い食べ物に気をつけて、歯をしっかり磨くという考え方が理解され、定着するにつれて、乳幼児の虫歯が減少しつつあるのに対し、かつては中年以降の病気であった歯周病が、若年層にまで広がろうとしているのはなぜでしょうか。環境や生活習慣の変化が、多いに影響しているのではないでしょうか。歯を守るためには、ただたんに口の中をきれいにするだけでは不十分です。生活習慣、とくに食生活をよくすることがとても大切なのです。日本の風土では、ごはん中心の食生活が歯や体全体の健康を守り、地域の健康・環境を守り、それが地球環境の改善にもつながるのです。
森下 正博 大阪府在住 1947年生まれ 大阪府出身 元 大阪府食とみどりの総合技術センター なにわの伝統野菜の復活に取り組んでおり、これまでに毛馬胡瓜、天王寺蕪、勝間南瓜、田辺大根などが再現でき、調理師、加工業者たちの協力で出口の開拓とPRが進み、使いたいという人が増えてきたことにより、必要量に対する野菜生産がはじまった。地域振興や総合学習面では、伝統野菜の発祥地域からの栽培希望に対し、米の袋、ドラム缶や学校菜園での栽培取組みを行なっており、保護者や学校が一緒となって子どもたちに収穫祭や試食する機会をもつ学校も現れるなど、食農教育の推進や地域の食文化の復活に、伝統野菜が重要な役割を果たすようになってきた。
養父 志乃夫 大阪府在住 1957年生まれ 大阪府出身 和歌山大学大学院システム工学研究科 教授 いまの田んぼは、米に加え、生態系や子どもたちの遊び相手となる生きものを育むことができないのでしょうか? 田んぼは、酸素を生産し、水を貯めて循環させ水害を防ぎます。そのうえ、生きものの命と生息環境をつくりだし、太古の昔から、人と自然とのつきあい方や人と人とのつきあい方といった生きるための“わざ”を教えてくれたのです。安心安全な米づくりの“わざ”をもとに、自然や生きものの生息環境を、どのような方法で修復し、利用していくのかが、私のライフワークです。
和田 美登里 大阪府在住 1953年生まれ 愛媛県出身 フリーランス歯科衛生士 「食・歯・命」(しょくはいのちと読みます)、お口のなかを覗くと、その人の暮らしがみえてくる。お口の歪みは食の歪み、食の歪みは社会(国)の歪み。/ヒトはその食べた物のお化けである。/ちがいを越えてつながっていく地球上の「命」へのこだわり、それが活動の原点。第4子は家族とともに自宅分娩。/正しい知識が楽しく伝わるよう、人形劇や寸劇団「わっ歯っは」を結成。/日々の生活をとおして、食と歯と命の切っても切れない関係を、「人権問題」としてたえず発信し続けられる歯科衛生士でありたい。
池本 廣希 兵庫県在住 1947年生まれ 鳥取県出身 兵庫大学経済情報学部 教授 私が取り組んでいるテーマは、ため池や用水路や河川の井堰の調査をとおして「人と水」や「人と自然」の関係を明らかにすることです。水は人間の血液のようなもの。田んぼがなくなるからといってため池を潰すと危ない。なぜなら、ため池は親池 小池 孫池という具合に用水路でつながっているので、無計画なため池の潰滅は血管を断ち切るようなことになるからです。
奥 瑞恵 兵庫県在住 1962年生まれ 兵庫県出身 栄養教諭 芦屋市立浜風小校では「給食は生きた教材」を合言葉に、学校給食を核とした体験活動重視の食育に取組んでいます。本校の給食には1.手作り愛情給食2.主食・主菜・副菜の揃った給食内容3.日本の食文化の伝承4.「食」の体験という4つの柱があり、栄養教諭は食育のコーディネーター、調理師は食育サポート隊として『子どもも大人も目をキラキラさせる』食育を実践中です!!
神木 千鶴 兵庫県在住 1968年生まれ 大阪府出身 食育デザイナー 心の豊かさや本当の健康、生きていく力の創造に、食をとおしてアプローチしています。子ども・親子を中心に、料理や食卓でのコミュニケーションの楽しさと大切さを伝えながら、自尊感情を育てて人とのよりよい関係を築けるよう手助けをしたいと思っています。また、食育は単発の体験から定着へとステップアップさせる必要性を感じます。その体験を自分のものにし、生活の場で実際に活きるような指導、話し方が大切になっています。
北浦 浩 兵庫県在住 1952年生まれ 大阪府出身 拙筆屋 万次郎(せっぴつや まんじろう) 1995年1月の阪神・淡路大震災をきっかけに自分の心に浮かんだ言葉を書で表現するようになり、拙筆屋万次郎として創作活動に入りました。「生がある 旬がある 魂がある」「お祭りの原点は農林漁業にある」田植えもせずにお米を食べる 農家のみなさん、ありがとう」「口に入る物の原形を知る」「味噌・醤油・きな粉・納豆・あげ豆腐 大豆が生んだ宝物」・・・など、食と農をテーマにした言葉を創作しています。
金 日麗 兵庫県在住 1936年生まれ 兵庫県出身 韓国家庭料理研究家 家業を通じて栄養バランスのとれた韓国食文化を日本の方々に知っていただきたく、日夜努力しております。 韓国は野菜の種類がとても多く、タンポポの葉、ヨモギといったものまで手に入ります。また未熟なハクサイやホウレンソウなど成長段階のものを積極的に用いて季節感や食感を楽しみます。キムチとナムルがその代表格。なにせ奥が深いのです。また世界を旅するなかで、世界の素材から美味なるキムチとナムルができることに気がつきました。いまでは韓国料理に合う野菜の種を世界中から集めて契約農家で栽培していただくほどです。
黒田 耕平(和博) 兵庫県在住 1951年生まれ 兵庫県出身 神戸医療生協 歯科部長 子どもが成長する間には、虫歯、歯周病、顎関節症といったことから食べ方・噛み方などに至るまで、さまざまな問題が発生します。とくにここ25年ほどは、子どもたちの生活習慣、なかでも食生活が大きく変化したことによる健康問題も多くなりました。私は、子どもの成長を阻害する因子をそのときどきに応じて取り除き、口のなかの健康から全身の健康、さらには性格の形成や心も含めた“健やかな成長”をめざし、対応を心がけています。
坂本 佳奈 兵庫県在住 1976年生まれ 兵庫県出身 料理研究家・食文化研究家 幼少のころから食育教育の実践を受けながら育つ。食べることは人間の基本、食文化は文化の根底を基本理念に大学時代からアジアを中心に家庭料理を研究。サカモトキッチンスタジオにて食育、食品加工、防災食など多岐にわたる活動を展開。食品加工では特に米粉(こめこ)の利用普及に努める。食文化の分野の現在のテーマは中国新疆ウイグル自治区の食文化。
坂本 廣子 兵庫県在住 1946年生まれ 兵庫県出身 食育・料理研究家 幼児期からの実践食育、米粉利用で食糧自給率アップ、高齢者の安全調理法の普及、地震に負けない台所発がんばらない防災、添加物のない暮らし方、食で村おこしなど、一見バラバラのようにみえますが、すべて未来につながる大切な伝えたいことです。「本物の食」を基本にすれば、地味だけれどもまっとうな社会に変えてゆく力になれると信じて、「食の通訳」として「ふつうの暮らし」を守る力を伝えます。
白井 操 兵庫県在住 1948年生まれ 兵庫県出身 料理研究家 阪神淡路大震災から10年目を迎え、料理の教え方を学んだ男性たちが、料理経験のない男性たちに料理を教える「生活力アップセミナー」を企画しました。料理だけでなく、買い物の仕方やゴミの出し方など、暮らしの術を総合的に伝えていく取組みです。また私の主宰する料理教室では「誰もが魚をおろせるようになる」ことを目標にしています。魚をおろせるようになると、料理のメニューは広がります。自信をもって料理がつくれると、暮らしぶりも変わってくるようです。
徳永 満理 兵庫県在住 1949年生まれ 福岡県出身 おさなご保育園 園長 食べ方は生き方。どんな食材を選びどう調理し、誰とどう食べるのかを、自らが決定していく力を育てたい。給食室のある保育園として、たんに調理師がつくって食べさせるのではなく、子ども自身が主人公になり自らつくって食べる力を身につけるべく、以下のような実践を行なってきた。(1)毎日の食材を五感で受け止めること。(2)伝統行事や子どもの成長のお祝いに位置づく行事食を大切にすること。(3)季節のめぐみを形あるものにすること。(4)年齢発達にあわせたクッキングを営み、楽しむこと。
鳥越 皓之 兵庫県在住 1944年生まれ 岡山県出身 筑波大学大学院人文社会科学研究科 教授 最近は水にかかわるまちづくりに関心をもっている。日本以外に、イギリスやグアテマラ、中国などの水辺の生活についてデーターを集めた。また、水環境に関する環境社会学的な分析や施策、さらに環境民俗学的な地元の伝統的な生活を大切にする考え方も大切だと思っている。水以外には、最近、集英社新書でだした『花をたずねて吉野山』は、森林についての話で、そこでは地元のコミュニティとNPOの大切さにも言及している。
松井 昭雄 兵庫県在住 1950年生まれ 兵庫県出身 (有)松井食品 代表取締役社長 私はもともと大豆の加工、豆乳、湯葉の製品づくりをしていました。以前、漢方クリニックに乾燥黒豆表皮を提供させていただいたとき、黒豆の表皮を煎じて飲むと、高血圧に改善効果があることがわかりました。これをきっかけに、わが社では「丹波黒煮汁」(黒豆エキス)という製品が生まれました。現在は、生活習慣病の予防・抑制・改善には黒豆の煮汁がよいという話を、地域社会でさせていただいています。あわせて、栄養士さん方、先生方、生徒さんを対象に「手づくりの豆腐つくり」の指導もさせていただいています。
本野 一郎 兵庫県在住 1947年生まれ 京都府出身 元 JA兵庫六甲 「農協は、非営利団体だ」といっても、あまり認知されていないが、<たべもの>の危機が迫っている時代に、<たべもの>に関係する人々を広く地域で結集する場を提供することが農協の使命となっている。<たべる>ということの厳しさ、自然を観察することの豊かさ、人と関係をつくりあげることの潤い、を掲げた農協が、誰からも立派なNPOだといわれるようになったとき、社会の基部からボランタリーな経済とNPOの世界が広がっていくだろう。「NPO!といえる農協」=「たべもの協同組合」で私は働きたいと思う。
保田 茂 兵庫県在住 1939年生まれ 兵庫県出身 兵庫農漁村社会研究所 代表 21世紀を展望するとき、食料・環境・資源にかかわる諸問題が次第に深刻になっていくことが見通されます。そのためには、食料生産の持続的発展を可能にする生産と生活、ならびに環境創造的かつ資源再生型の生産と生活が実践されなければなりません。個々人のライフスタイルの変革とともに、農漁村社会の再評価と活性化、ならびに農漁村と都市との新たな地域連携社会の建設が重要なはずです。
山根 成人 兵庫県在住 1942年生まれ 兵庫県出身 ひょうごの在来種保存会 代表 人類の食べ物にはそれぞれ原産地があり、それが伝播していく過程で、各地の気候・風土に見合った品種が生みだされました。しかしいま、市場流通の要請による品種の単一化がすすみ、品種多様性が失われています。県内自給をめざし、その根本を「県産種子の自給」におき、種を採り続けることの大切さを県民に伝え、種採りは食文化を支えていることを訴えていきたいと思います。
渡辺 和彦 兵庫県在住 1943年生まれ 兵庫県出身 東京農業大学客員教授 長寿に必要なミネラルについて講演します。長野県の89歳のおばあさんが亜鉛で元気になられた2002年の実例から研究がすすみました。高齢者に多い食欲不振、床ずれ、皮膚障害は亜鉛不足が原因でした。若者の突然死はカリウムやマグネシウム不足、若い女性に多い便秘、偏頭痛はマグネシウム不足とストレスでした。
井上 雅央 奈良県在住 1949年生まれ 奈良県出身 (独)食品産業技術総合研究機構 栽培者には栽培者の都合があるのと同じように、病原菌、ハダニや害虫、イノシシやサルにはみんなそれぞれに都合があり、ほんの少し相手の都合を気づかうか無視するかで<差>が生じます。それがわかれば年齢、性別、体力に関係なく、楽しく栽培者−圃場系(各農家ごとの生産システム)を稼動させることができます。
奥村 彪生 奈良県在住 1937年生まれ 和歌山県出身 伝承料理研究家 動物はおのれ以外の生命を食べて生きている。それを包丁を使い、火を使い、鍋釜を使っておいしく調理する文化をもっているのは、生物界では人間だけである。美しく器に盛り、食卓を華麗にコーディネートをし、語り合いながら飲食するのも、人間だけがもっている文化。食材づくりから料理、演出、レストラン経営。そして食文化ならびにその歴史と変容などについて食にかかわる事柄を総合的に研究し、指導ならびに講演をしている。
勝本 吉伸 奈良県在住 1959年生まれ 奈良県出身 農産物直売所アドバイザー 順調に売り上げを伸ばしている農産物直売所でも、ある年を境に伸び悩んだり減少したりする場合があります。そのような状況に陥らないためには、日ごろから運営者と農家の両者が新鮮で品質の高い農産物の販売を心がけていなければなりません。また、地域特産品を開発するにあたっては、既存の地域資源の活用と新しい地域資源の創造という二つの視点を基本にすえ、地域外の「目」と「意見」をとり入れながらすすめていく必要があります。
北村 翰男 奈良県在住 1946年生まれ 奈良県出身 奈良漢方治療研究所 所長 「操体法」は「からだの動かし方の自然法則」です。「からだを動かす(動く)」こと、その結果「感じが変わる(感じる)」こと、その感じを指標として自らの体の状態を「快い方へ向ける(動かす)」ことが基本です。「自分が自分に」、「自分が相手に(社会活動)」、「日常的に」、「特殊な場面で」といった活用ができます。また、体調の変化や生き方の自然法則に合わせ、「無理をしない」や「発生した問題に対処する」という両面の活用ができます。これらの事実を「感覚による確認」をし、自らの日常のあり方に活かすための学習と練習をします。
能宗 久美子 奈良県在住 1948年生まれ 大阪府出身 東洋薬膳研究会 理事長 中国の調理法である薬膳は、中医理論を基に油を使った料理が主です。中医理論の陰陽・五行・八網弁証は人体の平衡を整え、健康をより強固にする方法です。しかし、日本の食生活に慣れ親しんできわれわれは、体調を壊したときなどに中華料理を食べたいとは思いません。それは、日本の気候風土のなかで培われた食習慣、食文化ではないからです。若い人と年配者には、全く異なった調理法が好まれますが、中医の知恵を駆使した日本型薬膳で、体調を整え健康を保っていただきたいと思います。
三浦 雅之 奈良県在住 1970年生まれ 京都府出身 清澄の里粟 オーナー 「スローフード」に「地産地消」といった現代のキーワードを背景にして各地で伝統野菜が注目を集めています。奈良県内においても、主に農家の自給用の作物のなかに地域の食文化とともに受け継がれてきた「大和野菜」と呼ばれる伝統野菜が数多く存在しています。この大和野菜を地域資源として活用する農家レストラン「清澄の里 粟」、またコミュニティ・ビジネスのネットワークNPO法人「清澄の村」による六次産業をとおして集落機能の再構築を図ってゆきたいと考えています。
山内 宥厳 奈良県 1936年生まれ 徳島県出身 楽健法研究会代表 楽健寺の天然酵母パン主宰 楽健法と楽健寺の天然酵母パンは、人生を健康に、豊かに、楽しく送るためのすぐれたノウハウです。
宇江 敏勝 和歌山県在住 三重県出身 作家・林業 紀州備長炭の炭焼きの家に生まれ育ち、一貫して森と里山で暮らしてきました。作家と呼ばれていますが、本来は山の生活者であり、山や森で暮らし、労働に従事するのが自分の人生そのものであり、エッセイなどの執筆活動も、実生活を土台にした人生の一部分だというふうに考えています。
新古 敏朗 和歌山県在住 1969年生まれ 和歌山県出身 湯浅醤油(有) 代表取締役 小学生を対象に、「マイしょうゆ」づくりを行なっています。大豆を栽培し、収穫した豆で麹をつくり、しょうゆを仕込んで、ペットボトルで熟成発酵させます。完成したら、自分たちでつくった豆腐にかけて食べます。世の中で最も価値のあるものは、その人のなかにある心・愛情だと考えています。人と人のつながりを大切にしながら、伝統的な食文化を守り、一方で新しい考えもとり入れながら、地域の活性化をめざして日夜がんばっています。
中尾 卓嗣 和歌山県在住 1962年生まれ 和歌山県出身 ボランティア食と環境教育アドバイザー 私たちは生きものから命をもらって食べています。食べものを大切にすることは、生きものからもらった命を大切にするということ。人の体は自然界の動物となんら変わらず生態系のなかの一員に過ぎません。自然を無視して生きていけないのです。自然に目をむける心は人に目をむける心を育み、人を大切にする心はものを大切にする心を育みます。子どもたちの柔らかい心になにを映すのか、私たち大人が早急に考えなければならないことだと思います。
堀江 寛子 和歌山県在住 1942年生まれ 和歌山県出身 四季料理香料理庵 紅葉(くれは)店主 四季とともに生活していると周りが広くみえてくるのです。文化と福祉、それにともなって経営知識や地域活動すべてが横につながっていることに気がつきました。「文化と福祉」健康で長生きしているお年寄りがたくさんいます。生き甲斐対策として無理なく、わが家で年老いていくおじいちゃんおばあちゃんとともに手をたずさえ、この自然のなかで得た「ほんまもん」の知識を子どもや孫に残していくことが大切だと思います。そして、それで得た知識を文化面に生かし、「文化とはなにか」を考え、笑顔で心豊かに過ごしていける町をつくっていかなくてはなりません。