Yae 千葉県在住 1985年生まれ 東京都出身 歌手私が土のある暮らしをはじめてから4年が経とうとしています。ここには本当の暮らしがある。恋をして結婚をして、子を産み育てる。自然のなかで四季を体で感じながら、おいしい野菜を育てて食べる。大切な家族と囲む食卓は本当に幸せを感じる瞬間です。これこそが幹となって、土台となって私のこころとからだを支えてくれている。歌うことも同じです。いま、世の中は本当にたくさんの問題を抱えています。その答えは土にある。私はそう確信し、歌をとおして土の上に生きることの幸せを伝えたいと思います。
安井孝 愛媛県在住 1959年生まれ 愛媛県出身 今治市企画振興部企画課政策研究室 室長今治市では、地元で生産された安全で新鮮な農林水産物の消費で、市民の健康増進、地域農業の振興、地域経済の活性化を図るため、25年前から食の安全、地産地消に取り組んでいます。それを象徴するのが本市の学校給食の取組みで、地元産農産物の優先使用、有機農産物の導入、今治産の特別栽培米の使用、地元産小麦100%で製造したパンの供給などが、その特徴です。合併後の2006年9月に食と農のまちづくり条例を制定し、有機農業・食育・地産地消の推進を三本柱に、地域の農林水産業の振興を基軸としたまちづくりに取り組んでいます。
保田茂 兵庫県在住 1939年生まれ 兵庫県出身 兵庫農漁村社会研究所 代表21世紀を展望するとき、食料・環境・資源にかかわる諸問題が次第に深刻になっていくことが見通されます。そのためには、食料生産の持続的発展を可能にする生産と生活、ならびに環境創造的かつ資源再生型の生産と生活が実践されなければなりません。個々人のライフスタイルの変革とともに、農漁村社会の再評価と活性化、ならびに農漁村と都市との新たな地域連携社会の建設が重要なはずです。
矢住ハツノ 熊本県在住 1930年生まれ 熊本県出身 元 熊本県立大学 講師(1)人に必要な栄養素の摂取について、年齢別に各論として知るとともに、とくに「食物と病気との関係と、幼児期・学童期からの食育につながることを考慮して指導している(食生活指針を含めて)。 (2)食材の豊富な現状のなかで、調理にしても、加工にしてもそれぞれの素材の充分な知識と技術を知ったうえでの作業が望ましく、それは調理や食品加工の技術を高め、地域でとれる産物が有効に利用されることは、経済的にもおおいにプラスされることになるし、地域の食文化ともつないでいけると思っている。
柳沢泉 青森県在住 1958年生まれ 東京都出身 シニア ベジタブル&フルーツマイスター青森のもつ地域資源をどう活用していったらよいか、またそれをどのようにビジネス展開していくかを中心に、地域に元気な人をつくり育てる事業に取り組んでいます。コミュニティビジネスは価値を繋げる人をどう見つけるかがカギを握っています。また、小学生を対象に農産物の栽培・販売現場でのコミュニケーション指導・接遇などをトータルで指導し、郷土の農産物を自信と誇りをもって説明し販売できる「キッズ野菜ソムリエ」育成事業も手掛けています。
八尋幸隆 福岡県在住 1952年生まれ 福岡県出身 農業体験交流施設「むすび庵」 庵主食の問題は即、農の問題であり、環境の問題であることを、頭だけでなく体で実感できるような仕組みを各地でつくっていくこと。それが「消費者重視の農業政策に転換すること」以上にいま、求められているのではないでしょうか。私は「むすび庵で農と旬を語ろう会」を主宰して、農業を頭と体で考える取組みを続けてきました。この経験を活かせればと思います。
養父志乃夫 大阪府在住 1957年生まれ 大阪府出身 和歌山大学大学院システム工学研究科 教授いまの田んぼは、米に加え、生態系や子どもたちの遊び相手となる生きものを育むことができないのでしょうか? 田んぼは、酸素を生産し、水を貯めて循環させ水害を防ぎます。そのうえ、生きものの命と生息環境をつくりだし、太古の昔から、人と自然とのつきあい方や人と人とのつきあい方といった生きるための“わざ”を教えてくれたのです。安心安全な米づくりの“わざ”をもとに、自然や生きものの生息環境を、どのような方法で修復し、利用していくのかが、私のライフワークです。
山内孝道 神奈川県在住 1948年生まれ 東京都出身 太極拳講師職業は太極拳講師(インストラクター)です。担当するレッスン(フィットネスクラブが中心、あとはカルチャーセンターと市民サークル)は、増減してきましたが、現在は週に21ヵ所です。ときどきは不定期に講習会も行なっています。いままで5 6回のセミナーを開いてもらっています。いままでにも、厚木市教育委員会主催の若者むけ12週講習会や、川崎市の保健所、三鷹市のコミュニティ施設、民間企業などで行なってきました。
山際博美 福島県在住 1960年生まれ 福島県出身 山際食彩工房 代表われわれ料理人にとって必要なことは、食文化=地域の文化の魅力を追求することです。食文化はまさに「料理」そのものの魅力ですが、大量販売や流通の発達によって素材の地元性、固有性を保つことは難しくなりました。会津は素材の宝庫であり、食文化の歴史もあります。これらを守り伝承するためにも、郷土料理を大切にし、一方で新しい料理も生みだしながら、講習会などを開催して、食に対する興味をもってもらえたらと願っています。
山口成美 長崎県在住 1960年生まれ 長崎県出身 (有)シュシュ 代表取締役(1)食育体験……言葉だけでなく、自ら体験することによって、食べものへの感謝の気持ちを自然に学んでほしい。(2)地産地消、農業の6次産業化……自ら農業者であり、農産物直売などの事業をとおして地産地消にこだわる活動を行なっている。(3)産直・食品加工……後継者の育成と活力ある村づくりをめざし、さまざまな加工品やユニークなネーミングなどでヒット商品を。(4)定年帰農……団塊の世代を対象とした農業教育ファームを実践。
山口昌伴 東京都在住 1937年生まれ 大阪府出身 道具学会 事務局担当理事日本の台所=食べる営みの場所は、20世紀後半、大きな変容を遂げた。だが、20世紀末に完成されたキッチンの姿は、西洋モデル(ことに、食事をあまり楽しまない、能率本位のドイツ型)だった。日本の農家の台所改善もこれに沿ったものだったが、ここには大きな誤りがあった。日本の食環境とは異質な環境が生みだしたモデルであったこと、毎日、その都度の調理の能率を中心に設計されていること。ここで再検討すべきは、一年の計をふまえた21世紀日本型台所のありようである。
山崎和樹 神奈川県在住 1957年生まれ 群馬県出身 染色工芸家「草木染」は植物の葉、枝、幹、樹皮や根などに含まれている色素を抽出し、糸や布を染める伝統ある染色法です。その抽出液に含まれる色素やその他の成分によって、合成染料とは異なる草木染独特の色や風合いを与えます。草木染の色彩的特徴、風合い、歴史を説明し、さらに、染色技法、染料の栽培、染色のメカニズムを知ることで美術、理科教材として適していること、草木染が環境に適した染色であり、新たな農業、林業の生産品目としての可能性と自然環境の再生についてなど、お話したいと思います。
やまざきようこ 福井県在住 1948年生まれ 石川県出身 NPO法人 田舎のヒロインわくわくネットワーク (1)おけら牧場奮戦記……開拓、井戸掘り、家づくり、電気のない生活。(2)われら田舎のヒロインたち……お母さんたちの欧州農業研修。ネットワークができるまで。(3)女性が変われば家の中、地域が変わる。女性の自立。(4)牛の尻から世界がみえる……遺伝子組み換え、クローン、和牛流出、BSE問題、ほか。(6)雪印100株運動と食の安全性。(7)ラーバンの森と農業の教育力。(8)地域おこし……田舎と町をつなぐジェラートカルナの取組み。グリーンツーリズム、など。
山下晃功 島根県在住 1945年生まれ 岐阜県出身 島根大学教育学部 教授手づくりの料理、手づくりのセーター、手づくりの家具など、手を使った手仕事・手の技能の大切さが、人間本来の生き方の視点から、その重要性が近年大きく唱えられてきた。私の長年の小学校から大学までの学校教育や社会人を対象とした社会教育での豊かな木工指導経験から、人間をいきいきと蘇らす「木によるものづくり教育」の効用や現代社会における木によるものづくり活動の大切さと意義について、実例を挙げてお話しします。
山下惣一 佐賀県在住 1936年生まれ 佐賀県出身 農業・作家私は応援される側の人間ですが、応援団と一緒になって食と農の現状をもう少しましな方向に転換できればいいと考えています。このままでは、日本人は農なき国の食なき民になりますよ。私は別に困りませんが。
山田和孝 広島県在住 1950年生まれ 広島県出身 盈進中学高等学校 参与新市小学校の教育ミッション「明日の新市を拓く生きる力の育成」達成に向けて、「言語力と体験活動」をキーワードとし、校内に学年ごと全校で田畑をつくり、農作物を栽培している。地域の人とのかかわりを大切にしながら、地域に愛着と誇りを持ち、「生きる力」の育成に取り組んでいる。1年間で3686通の手紙を地域に発信し、子どもたちと地域の方との距離が随分近くなってきている。
山田卓三 東京都在住 1933年生まれ 長野県出身 兵庫教育大学 名誉教授人間は、生物学的にはヒトです。人間は自然のなかで進化してきたので、その人間の遺伝子を活性化させるためには、自然を介しての原体験が不可欠です。この原体験のうえに、基礎体験や基礎学習が必要で、総合学習はその結果修得できるものだと思われます。学習においては、必ずしも構築されたものでなく、ばらばらであっても、多様な素材がインプットされていれば、それを再構築する能力を人の脳は有していることを忘れてはならないと思います。
山田英美 山梨県在住 1938年生まれ 兵庫県出身 身延山大学 教授私の専門は、幼児教育(幼児心理学)ですが、乳幼児期は“食べること(=とり入れ)”と“遊ぶこと”が行動の中心であり、発達の原点です。思春期にいたって問題行動に走る傾向のある子どもは、手づくりのあたたかい食事を家族や他の人たちと共食することが少ないということが、調査研究等でも明らかにされています。手づくりの料理には“遊び”があります。子どもの“食”をとりまく環境を見直さなければいけないと思います。
山根成人 兵庫県在住 1942年生まれ 兵庫県出身 ひょうごの在来種保存会 代表人類の食べ物にはそれぞれ原産地があり、それが伝播していく過程で、各地の気候・風土に見合った品種が生みだされました。しかしいま、市場流通の要請による品種の単一化がすすみ、品種多様性が失われています。県内自給をめざし、その根本を「県産種子の自給」におき、種を採り続けることの大切さを県民に伝え、種採りは食文化を支えていることを訴えていきたいと思います。
山内宥厳 奈良県 1936年生まれ 徳島県出身 楽健法研究会代表 楽健寺の天然酵母パン主宰楽健法と楽健寺の天然酵母パンは、人生を健康に、豊かに、楽しく送るためのすぐれたノウハウです。
山本昌弘 愛知県在住 1953年生まれ 愛知県出身 豊浜漁業協同組合 代表理事組合長平成元年、魚価があまりにも安いのに奮起して、産直を試み、現在も続けています。平成6年からは、名古屋市内の団地自治会の協力を得て、毎年4月〜12月まで月1回程度、団地での産直を行なっています。最近になってやっと、魚の好きな方が定着し、新しい魚のおいしさを理解していただけるようになりました。また、平成4年には、トイレ・キャビンつきの漁船を建造し、伊勢湾でもこんなに魚が獲れるのだということを理解していただくために体験漁業を行なっています。
山本幹彦 北海道在住 1956年生まれ 京都府出身 NPO法人 当別エコロジカルコミュニティー 理事長教育をとおして持続可能な社会を実現することをミッションに、子どもたちのセンス・オブ・ワンダーを大切にした体験学習を行なっています。知識の詰め込みやたんなる体験の積重ねでは、食や農に対する関心は高まりません。私たちが実施するキャンプでは、地元農家が育てた野菜を使い、残飯をださない食べ方を練習し、食器は汚れを排水に流さないように洗い、野菜屑は土へ還元します。環境教育や食育は、習慣を変えることだと考えています。
山本実千代 石川県 1960年生まれ 大阪府出身 子育て農業応援団団長子育て支援活動(障がい児や不登校)、子育てひろば活動を通して見えてきた「食」というシンプルでもっとも奥の深い生きるということの大切さと必要性を感じ「子育て農業応援団」を立ち上げました。大自然の中で本物の土とお日さまの光を浴びながら一年を通して、子育て中でも親子で一緒に出来る農業活動に取り組んでいます。
結城登美雄 宮城県在住 1945年生まれ 山形県出身 民俗研究家増刊『現代農業』誌上で、これまで次のようなテーマで執筆してきました。「その土地を生きた当事者に学ぶ わが地元学」「なぜ若者は『農のある暮らし』をめざすのか」「『食の地方分権』『多様な食の道づくり』〜生命と生存のための食料を『食の中央集権』から取り戻す」 「『小さな村』には希望がある」など。
横石知二 徳島県在住 1958年生まれ 徳島県出身 (株)いろどり 代表取締役社長上勝町は高齢化のすすんだ山村地域ですが、女性たちによる「つまもの」の生産が盛んです。つまものは、料理に季節の彩を添えるもの。自然に恵まれた上勝町だからこそ、最高の商品を提供できます。また、地域独自のシステムを開発したことにより、急ぎの注文は防災無線で瞬時に対応、全体的な流れは個々のパソコンで把握。「世界中探したってこんな楽しい仕事ないでよ」と満面の笑みで語るおばあちゃんの表情に、幸せを感じています。
吉川直美 神奈川県在住 1962年生まれ 静岡県出身 食育向上委員会 理事長本来、家庭のなかで営まれてきた「食」のしつけが「食育」という形で注目されているのは、家庭の「食卓」が変化してきたからにほかなりません。加工食品や昼食・外食の利用など、「くらしかた」の変化による、家事力、家庭内教育力の低下が招いた結果ともいえます。食育向上委員会では、知識と実践を食育の両輪と捉え、消費者として知っておくべきことをさまざまな視点から学び伝えることで、食育が広がることを目指し、活動しています。
吉田昭彦 東京都在住 1943年生まれ 神奈川県出身 (株)こめつつじ 代表本来の自然と接触する機会をもちあわせない子どもたちを教育の場をとおして、本来の自然が多く残されているところへ頻繁に連れだすことを「教育グリーンツーリズム」と呼び、その必要性を都市住民に広く呼びかけています。災害の多い日本ですから、治山・治水も兼ねて水源地域の環境保全に取り組む「水源レンジャー」制度を構築するのはいかがでしょうか。将来を担う子どもたちに「自分たちの水は自分たちで守る」ことの大切さを知らせていこうではありませんか。
吉田企世子 東京都在住 1934年生まれ 栃木県出身 女子栄養大学 名誉教授あふれんばかりの食品に恵まれている現在の食環境であるが、多種類の食べもののなかからなにをどのように選択して食べるのがよいか、賢い食べ方がなされていない状況がみられる。それが、食料生産や健康上に好ましくない結果をもたらしているのである。若年層で米の消費量その他種々の食品の摂取量が減少しているが、油脂類や肉類が増加している。このような食生活が、体力の低下につながっているのではないかと推察される。
吉田佐柄子 宮城県在住 1930年生まれ 宮城県出身 (財)せたがや文化財団 理事人々は一定の地域に住みながら、自然(水・緑・土)、人(習慣・交流)、歴史・文化(保存・継承)、生活(安全・防災・生業)、美(家並み、景観)の影響を、「いのち」と「こころ」に受け止めてきた。食料をつくり人々の心に安心と安全のリズムを与えてきた農を担う人々が、これからも年齢・性別・職業の異なる人々との出会いを生かし、豊かな農林水産業の宝をつくることを期待している。
吉田隆子 静岡県在住 生まれ 静岡県出身 NPO法人 こどもの森 理事長子どもたちが将来健康で人間らしい生活ができるよう、望ましい食生活の営みができる能力を幼児期から身につけていくことが大切になります。私はその能力を「食育で育てる元気な子への5つの能力」としました。(1)食べ物を選択する能力、(2)元気なからだのわかる能力、(3)食べ物の育ちがわかる能力、(4)味がわかる能力、(5)料理する能力。これらは「三つ子の魂、百まで」といわれるように、幼いときから毎日のくり返しによって身についていくものです。
吉田俊道 長崎県在住 1959年生まれ 長崎県出身 NPO法人 大地といのちの会 代表食育の根幹は、食の重大性を、食の選択が人生を変えるほどの意味をもつことを、体験をとおして感じることではないでしょうか。生ごみを使っての野菜づくりは、まさに食育の根幹の部分を担っていると思います。子どもたちが、すべてのいのちはぐるぐると回っていて、自分もそのぐるぐるの輪の一員として、食べ物をとおして自然に生かされていることまで感じられるようになればと思います。
吉本哲郎 熊本県在住 1948年生まれ 熊本県出身 地元学ネットワーク 主宰地元学は、地元のことを地元の者が、外の目を借りながらも自ら調べ、考え、日々に生活文化を創造していくことです。外の者がくわしくなるだけでは、知の植民地になってしまいます。地元学は、地域のもっている力、人のもっている力を引きだすことにつきます。それは、ないものねだりではなく、あるものを探して磨くことからはじまります。愚痴から自治への転換です。そのためには、当たり前にあるモノやコトに驚き、問いを発し、自分の言葉で語っていかねばなりません。自分のことは自分で、自分たちのことは自分たちでやっていくために、です。
龍崎英子 千葉県在住 1929年生まれ 東京都出身 元 千葉県立衛生短期大学 助教授私は、千葉県の郷土料理に注目し、農民の手から生まれた独特の技法による「房総の太巻き祭りずし」の集大成と技術の伝承活動を行なってきました。また、家々で伝承してきた田舎の料理についても関心を抱き、「おもしろ半島千葉」のおもしろい食べ物の掘り起こしをしながら、千葉県の食について見直しを試みてきました。現在は、農業会議の経営構造コンダクターとして、生産農家が自分の生産物の食べ方(調理方法)まで発信できるように協力をしています。
ロイチョウドゥーリ邦子 東京都在住 1958年生まれ 長野県出身 スパイス料理研究家縁あってインド人と結婚して、そのライフスタイルを身近にみていると、いかに健康を維持するために「生まれ育った食生活」を大切にしているのかを実感します。そして、その大きな担い手であるスパイスは、まさに「命」であるように思えます。そのスパイスがインドでどのように使われているのか、日本で活用する方法、季節に応じたスパイスの使い方、料理での上手な利用法などをご紹介します。
ロイチョウドゥーリジョイ 東京都在住 1960年生まれ インド出身 インド家庭料理研究家インドの家庭料理は、カレーに代表されるようにスパイスを使ったものです。スパイスには、さまざまな効用があり、私たちインド人は体調がすぐれないときにはこのスパイスを活用し、「食」で健康を取り戻します。インドには「アーユルヴェーダ」という医学があり、これは「寿命が尽きる日まで、健康に生きる知恵」を意味します。高齢化社会を迎えた日本で、この知恵を受け継いだインドの食生活を紹介し、少しでもなにかのご参考になれたらと考えています。
若林良和 愛媛県在住 1959年生まれ 滋賀県出身 愛媛大学南予水産研究センター副センター長・教授これからの食育実践活動を考える場合、水産物のことを看過することはできません。魚離れが振興するなかで私は、昨今の水産物の取り巻く社会的、経済的な環境を念頭において、地域に根ざした総合的な水産版食育・「ぎょしょく教育」を提唱し推進しています。これは人間の五感を重視し、魚介類の生産から加工、流通、消費、さらには、生活文化まで総合的に、かつ、系統的に検討するものです。生産者や消費者、各業界、地域のみなさん、ご一緒に考え、そして、実践しましょう!
鷲尾圭司 京都府在住 1952年生まれ 京都府出身 水産大学校 理事長海の環境と漁業の話から、魚食の楽しみ方などを具体的に説明しています。とくに明石における漁業と瀬戸内海の関係から、明石ダイや明石ダコの魅力の秘密、ノリ養殖の実情や産地形成の工夫、イカナゴのくぎ煮の普及活動などを紹介します。そのほか、地域のまちづくりや離島のくらしを食文化の観点から育んでいく取組みなどについても紹介しています。
和田重宏 神奈川県在住 1945年生まれ 神奈川県出身 NPO法人 子どもと生活文化協会 顧問(1)青少年の寄宿生活塾を実践してきて痛感するのは、食の大切さ。親は、なにを食べたら子どもの心身が健全に育つのかを知ることが重要です。(2)台所は人育ての宝庫。多くの道具や食材を使いこなす実体験をもとに、企画力・マネージメント力・コミュニケーション力が身につきます。(3)青少年の自立を促すため、通過儀礼をもっとも重要なことと位置づけています。(4)無農薬有機肥料の伝統的な農法で、地域の古老と連絡をとりながら米づくりを伝承しています。
和田重良 神奈川県在住 1948年生まれ 神奈川県出身 NPO法人 くだかけ会 代表「分け合う」「呼吸を合わせる」「全体を見る」といったことは人間としての暮らしに必要な能力ですが、現代文明の中では失われつつあります。人間は、一人で勝手に生きているのではありません。私たちは、自然養鶏を中心に、有機・無農薬栽培のお米や野菜づくりを通して、人間も大きな自然の一員であることを体感しています。農作業を通した自然体験や共同生活の大切さなど、家庭で失われた生活のイロハを伝えていきます。
和田美登里 大阪府在住 1953年生まれ 愛媛県出身 フリーランス歯科衛生士「食・歯・命」(しょくはいのちと読みます)、お口のなかを覗くと、その人の暮らしがみえてくる。お口の歪みは食の歪み、食の歪みは社会(国)の歪み。/ヒトはその食べた物のお化けである。/ちがいを越えてつながっていく地球上の「命」へのこだわり、それが活動の原点。第4子は家族とともに自宅分娩。/正しい知識が楽しく伝わるよう、人形劇や寸劇団「わっ歯っは」を結成。/日々の生活をとおして、食と歯と命の切っても切れない関係を、「人権問題」としてたえず発信し続けられる歯科衛生士でありたい。
渡辺和彦 兵庫県在住 1943年生まれ 兵庫県出身 東京農業大学客員教授長寿に必要なミネラルについて講演します。長野県の89歳のおばあさんが亜鉛で元気になられた2002年の実例から研究がすすみました。高齢者に多い食欲不振、床ずれ、皮膚障害は亜鉛不足が原因でした。若者の突然死はカリウムやマグネシウム不足、若い女性に多い便秘、偏頭痛はマグネシウム不足とストレスでした。
渡辺善次郎 東京都在住 1932年生まれ 東京都出身 都市農村関係史研究所 主宰昔、たとえば江戸時代、各地の都市の発展は多様な食の需要を生み、周辺農村はそれに応じてさまざまな名産農産物を育て、供給してきました。それによって、各地に独自の料理と食文化が形成されたのです。都市の繁栄が農村の発展をもたらし、豊かな農業が豊かな食文化を育てました。農と食、農村と都市が密接に結びあって共生していたころの歴史を、いま、改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。
渡辺俊行 埼玉県在住 1954年生まれ 群馬県出身 鴻巣市立鴻巣中央小学校 校長小室小学校では、食育を知育・徳育・体育を支える基盤の教育ととらえ、伊奈中学校・町給食センターと連携を図り、食育に関して組織的な取組みを推進しています。各教科などで食の専門家に協力していただく授業をとおして、児童の食に関する興味・関心が高まり、給食の食べ残しを減少させることができました。また、保護者を巻き込む食の啓発活動をとおして、保護者の食に関する理解が深まり、朝食欠食率を減少させることができました。鴻巣中央小学校でも小室小学校の実践をいかし自校給食を中心に栄養教諭と共に食育を推進しています。。
渡部忠世 京都府在住 1924年生まれ 神奈川県出身 京都大学 名誉教授近年、農耕文化(とくに稲作文化)あるいはその周辺をめぐる諸問題について考えていることが多い。農耕文化論などというと無用の論議に聞こえるかもしれないが、文化の確固とした基盤として農業を考えることの大切さを訴えてみたい。その立場から考えるならば、わが国の農業の姿にも、もっと別な自負や自信をもちうるのではあるまいか。21世紀が豊かな文化の時代であってほしいと思うが、そのことと農業の健全な発展とが無縁ではありえないはずです。
和西こまき 神奈川県在住 1977年生まれ 神奈川県出身 精進料理研究家『食は心なり』が父の口癖でした。食は心を育み、心は食を豊かにします。そして日本の食文化のひとつである、精進料理を『カフェ風精進料理』としてカフェスタイルで精進料理の伝統・知恵を伝えています。若い世代の方も興味心身です。日本の食文化である発酵食品も新たに見直し、心と体に良いことを伝えています。フランスでの日本食文化の講座にも多くの方がいらしてくださいました。世界から日本の食文化は注目されています。本当の食文化を伝えられるような活動をしたいと思っています。