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内藤英二 神奈川県在住 1955年生まれ 東京都出身 神奈川歯科大学湘南短期大学商経学科 教授スウェーデンでは、オンブズマンを頂点とする消費者庁の活動が、消費者政策のなかで重要な地位を占めています。消費者庁長官でもある消費者オンブズマンは、政府から任命される民間人であり、研究職、弁護士など、さまざまな経歴をもつ消費者問題の専門家として、行政と企業のどちらのサイドにも組みしないニュートラルな立場で、消費者の利益の保護のために迅速な行動をとることができます。最近の消費者庁の活動目標のなかには、とくに環境に対する種々の活動がみられます。
仲井宏充 佐賀県在住 1958年生まれ 香川県出身 伊万里保健福祉事務所 所長「ふるさと」は、人々が力を取り戻せる場所です。そして、今こそその再生に取り組むべきだと考えます。食育は、ふるさとづくりに理論や方法、力を与える活動だと信じています。食育の神髄は、食を切り口として、知識、技術、先人の知恵を伝え、生きる力を身につけさせることです。さらに、文化のあり方を問い、人々の価値観に訴えかける社会的運動でもあります。理念より実践、押しつけではなく自発、スローガンではなく行動が重要です。
永江啓一 東京都在住 1949年生まれ 兵庫県出身 全国農業機械商業協同組合連合会 専務理事30数年間、農水省の役人として環境の問題を担当してきました。食・農・環境は一体であると考えます。食料自給率の向上、米の消費拡大の切り札となるとの想いから「米粉パン」の開発・普及に努めてきました。学校給食への導入は地産地消、食育の観点からもたいへん重要です。古来、粒であれ粉であれ、米食を大切にしてきた日本の稲作文化を、もう一度見直そうではありませんか。
中尾慶子 長崎県在住 1968年生まれ 愛媛県出身 聖和女子学院 理科教諭生ごみを土に混ぜ、土ごと発酵させる。微生物の力で、抗酸化物質たっぷりで高栄養価、生命力あふれる野菜が育ちます。私たちの命は、この小さな世界によって支えられているのです。どんなに勉強をして一流大学に行っても、部活でどんなに精神力を鍛えても、体と心を作る基本=「食育」が土台になければ幸せな人生につながりません。できれば中学校までに、土と食と命の関係を感性で体得する機会を子どもたちに与えてほしいと願います。
中尾卓嗣 和歌山県在住 1962年生まれ 和歌山県出身 ボランティア食と環境教育アドバイザー私たちは生きものから命をもらって食べています。食べものを大切にすることは、生きものからもらった命を大切にするということ。人の体は自然界の動物となんら変わらず生態系のなかの一員に過ぎません。自然を無視して生きていけないのです。自然に目をむける心は人に目をむける心を育み、人を大切にする心はものを大切にする心を育みます。子どもたちの柔らかい心になにを映すのか、私たち大人が早急に考えなければならないことだと思います。
中川聰七郎 京都府在住 1935年生まれ 京都府出身 鳥取環境大学 客員教授わが国の農業に新たな展望を開くためには、農業や農村に若者たちを快く迎え入れ、その若者たちがいきいきと農業に打ち込んでいけるようにすること、この一点を実現できる状況をつくりだすことだと思います。若者たちの自由な参入を阻む規制などは三つあります。一つは農地制度。二つは米の生産調整政策。三つは農村を支えている旧いシステムの存在。国境を自由にし、末端の農業者の経営活動を規制していては、農業がつぶれるのは当たり前です。
中川眸 富山県在住 1933年生まれ 大分県出身 富山大学 名誉教授食についての教育は、幼児、児童、生徒の段階から学生、社会人にいたるまで、すべての人に必要だと思っています。環境ホルモンが地球上の生物を滅亡させるのではないかという恐怖を与えておりますが、これは農(安全な食品の生産)がどんなに重要で、かつ大きな課題であるかを警告しているのだと思われます。地域の食教育に努めたいと思っています。食育という言葉の復活、スローフードという新しい概念は人々に新鮮さを与えました。中国産冷凍ギョーザに付着していた農薬の問題は、日本の食糧自給率を根本的に考え直さねばならないことに気づかせたと思います。
長澤法隆 東京都在住 1954年生まれ 新潟県出身 シルクロード雑学大学 代表20年かけて自転車でシルクロードを見聞する旅をしています。自転車旅行ではお腹が空くので、食事の時間が楽しみです。西安を出発したころ、食べた麺類はたっぷりのスープに浮かんでいました。砂漠のオアシスでは焼きソバになります。テーブルに並ぶ皿をみると、野菜より肉が多くなります。気候と食は関係があるようです。タマネギ、ニンニク、ニンジンなどの野菜の原産地は中央アジア、大根やカブは地中海、ブドウ、リンゴなどはアフリカ、中東、中央アジアを原産地とし、シルクロードの旅人と一緒に、日本へ伝播したようです。シルクロードから持ち帰った果物や野菜の種を提供できます。その種を育てることを通じて、子どもたちに各国の農業や食、地理や歴史を学んでほしいと願っています。
長澤真史 北海道在住 1952年生まれ 三重県出身 東京農業大学生物産業学部 教授「農の世界」は、農業サイドでのみ問題になるのではなく、「食」という人間にとって普遍的であり、かつ基本的な生存を規定する関係にあり、さらには文化、教育、生活様式(ライフスタイル)、価値観などの問題として、国民一人ひとりに重くのしかかり、鋭く突きつけられているのだ。しかし、あいもかわらず農の軽視の風潮はとどまるところを知らないようだ。今こそ「農と食」が表舞台に躍り出て、主役を演じることが切実に求められており、そのための条件整備が重要な課題となっている。
中嶋常允 熊本県在住 1920年生まれ 熊本県出身 NPO法人 日本綜合医学会 理事長作物を栽培する場合、種子が土壌に播かれると、太陽と空気と水の力を借りて生育し、開花、結実します。しかし、栽培する人によって、収穫物の品質、収量に差があります。これはなぜでしょうか。太陽と空気と水に変化はありません。しかし、土壌にはあります。化学性、物理性、生物性、ほかさまざまな要因について調査、確認しておくことが必要です。そのうえに超微量元素をppbまで的確な使用をすれば、完全無農薬栽培ができます。
長島博 東京都在住 1946年生まれ 神奈川県出身 日本料理 紫水 常務取締役料理長日本料理は季節感、すなわち旬をもっとも大切にしている。旬とは、その季節にあった料理ができる素材が採れる時期をいう。しかし、近ごろ、家庭の食卓から旬を感じとることができるだろうか。輸入農産物、加工食品、コピー食品、レトルト食品、冷凍食品、食品添加物などは発達してきたが、安全性の問題はどうであろうか。個食化という問題もある。その食卓に笑顔はあるだろうか。人間が生きるうえでもっとも大切な食という部分を、旬を通じて、生産、加工、そして人の体に吸収されるまでを、料理人の立場からもう一度見直したいものである。
中嶋康博 千葉県在住 1959年生まれ 埼玉県出身 東京大学大学院 准教授次々と明らかになる偽装表示。ラベルをじろじろ眺め、不安な気持ちで食べるのでは、おいしさも半減してしまう。安全を高め、安心を確保し、そして食の信頼を回復するにはどうすべきか。心から食を楽しむために、フードシステムがどうあるべきか。農業はどうかかわるべきか。一方、食の乱れも大きな問題である。私たちは健康な生活をおくるために、栄養についてもう一度学ぶ必要がある。健康な食習慣は子どものうちからしっかり身につけてもらいたい。世田谷ですすめられている学校と地域との共同の取組みについて紹介する。
中田典子 福井県在住 生まれ 京都府出身 小浜市食のまちづくり課 政策専門員小浜市では、古くからの豊かな食や食材に着目し、食をまちづくりの中心に据えた「食のまちづくり」をすすめており、2001年9月には、全国ではじめての「食のまちづくり条例」を制定しました。私自身は、小浜市食育専門職員として、主に成長期の子どもたちとその家庭を対象にさまざまな食育事業を企画・実践しています。なかでも、幼児の料理教室「キッズ・キッチン」では、自らが主体的に料理に取り組むことにより、子どもたちがさまざまな発見や感動が得られる工夫をしています。また、魚をさばく体験などから、感謝の気持ちや命の大切さまでも醸成できればと思っています。
永田栄一 長野県在住 1953年生まれ 長野県出身 永田バイオ研究所 所長農業高校はおもしろい!! 教室で教えて解ることなんてたかがしれている。作物や自然を先生に、恐い・楽しいなど心が動くから感動。農高の狂師(教師)を23年勤めた。「この程度の生徒」と思っていると、「この程度の教師」と評価される。教師生活では、懸賞論文で5万稼げ、卒業論文は英語で書け、など高い要求をした。やればできると、一緒に実現できたことがうれしい。結果として農高の一クラスが大学進学実績で長野県で一番になった。生徒の可能性を信じることは、自分の可能性への挑戦でもある。
永田勝也 千葉県在住 1952年生まれ 福岡県出身 ? 野生ブドウ・食品加工研究日本在来の野生ブドウは高温多雨の気象条件に適応しているため、病虫害に強く、無(省)農薬栽培ができます。近年、野生ブドウ果実の機能性の高さや、ワイン原料としての価値が評価されており、その無限の可能性は日本農業に大きく貢献するものと確信します。また、私は「食材は自分でつくる」ことを信条として、野菜、キノコづくりから食品加工まで実践しています。とくに有益だと思われる「麹、味噌、柿酢、刺身コンニャク」などの、伝統的製法を伝授し、日本の食文化に微力ながら貢献したいと思っています。
長濱健一郎 秋田県在住 1959年生まれ 鹿児島県出身 秋田県立大学生物資源科学部 教授いま、農業県秋田の農業・農村は、音をたてて崩れているような気がします。農家は先が見通せず、息子に農業を継げといえないような状況ですが、じつはわが国の農業・農村の衰退によってもっとも影響を受けるのは、消費者なのです。私は、秋田県の企業や商店と農業者を交えて「農業・農村の再構築」の議論をしています。また、住民参加型の資源保全について研究をすすめるとともに、農業と福祉という分野でもさらなる研究が必要だと感じています。
中道久次 東京都在住 1944年生まれ 福井県出身 兵左衛門お箸知育教室 講師兵左衛門では日本の箸文化・箸遣いの「箸育」を食育の原点ととらえて「お箸知育教室」を開催しています。箸の木地をカットしたり削ったりしながら、世界にたったひとつのオリジナル箸をつくることで、お箸に興味をもち、正しいお箸の使い方を知ってもらえればと思います。
中村修 長崎県在住 1957年生まれ 佐賀県出身 長崎大学環境科学部 准教授学校給食は、「食を給う」という思想で、貧困の時代につくられた、栄養失調対策の仕組みです。その仕組みを変えるために、動いています。栄養失調対策ではなく、過剰な摂取による生活習慣病対策として。地産地消で地域の農業を学ぶ教育食としてのありかたを提案しようと準備しています。東京都足立区では「おいしい給食」をめざした動きがスタートしました。
中村壽美子 東京都在住 1935年生まれ 東京都出身 フード・ジャーナリスト食育活動が全国的に展開されているようすに喜びをいだく反面、家庭の食育のあり方の具体案がみられず、スポイルされていくのでは、と不安をいだきます。残念ながら答えがでにくい現実があるのも事実です。これは課題として、いま、食と農、とくに農(林=山、漁=海)育、いいかえれば、食育と農育の両輪が求められているのでしょう。環境の問題を含めた農育の展開を期待します。
中村丁次 東京都在住 1948年生まれ 山口県出身 神奈川県立保健福祉大学 学長古典的な日本食に、高エネルギー・高脂肪の欧米食が導入され、多くの栄養失調は解決した。近年、肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が増大してきた。「ご飯より、栄養価の高いおかずを食べなさい」と教育されたが、これは栄養不足時代のスローガンで、生活習慣病の予防には適用しない。30年前より、医療の現場で、肥満、糖尿病などの食事療法、栄養状態の評価法、生活習慣病の予防法等を研究してきた。そして、「治療には、薬よりまず食事療法を。さらにいえば、日常の食事で病気を予防し、病人にならないこと」を仕事の目標とし、健康教育、栄養の必要性を感じている。
中村典子 千葉県在住 1937年生まれ 神奈川県出身 食文化・料理研究家食は人間の一番の基本。その大切さをいろいろな面から伝えていきたいと思っています。(1)料理をつくることから……その土地の季節の食材を使ったバランスよい料理を、世界各地の家庭料理で実習、(2)食文化の面から……人はなにをどのように食べてきたのか。国際化がすすんだいまこそ伝えたい日本の風土に合った伝統食、(3)食育の面から……食べることで人は育ちます。料理、食べ方のマナー、感謝の気持ちなど、子どもたちに食の根本的な知識を身につけてもらいたいと思います。
中村靖彦 東京都在住 1935年生まれ 宮城県出身 農政ジャーナリストこれからは個性を尊重する時代です。地域ごとの個性を大事にするところから、新しい、そして画一的でない食文化を生みだしましょう。
中谷健太郎 大分県在住 1934年生まれ 出身 亀の井別荘 代表取締役社長「集荷市場」と「出荷市場」について考えています。生産地と消費地と言い換えてもいい。そこからみえてくるのは「交流」という概念です。「観光」ではなくて「交流」。従来の「自立」という概念は、「交流」の前提となるべきもので、それ自体が「目的」ではあり得ないと考えています。その具体的なしくみとして「集荷市場」と「出荷市場」を考えたいのです。ほかに「地域ブランド」「地域ブレンド」「行政の改策」「民間の活動」などを気にしております。
中屋敷宏 青森県在住 1935年生まれ 佐賀県出身 弘前大学 名誉教授農業と農村の壊滅は食糧の危機という次元を超えた日本の自然、環境、景観、社会そして日本人の精神の危機でもあります。この危機に対処するためには、もう農業者だけの力だけではどうにもなりません。いまもっとも必要とされているのは国民の自覚です。商業主義に訓練されてしまった国民の意識の壁を破ることです。健康、子どもの病気、自然破壊、環境汚染などなど、日常的な問題から意識の壁に挑むことを続けていきたいと思っています。
永山久夫 東京都在住 1932年生まれ 福島県出身 食文化史研究家「ジャパニーズ・スタンダードの時代」 アメリカやフランスを中心とするヨーロッパでは、和食的な食文化が注目されている。素材の持ち味をなによりも重視し、なるべく人手を加えずに食べる文化だからである。素材の味に力があれば、ソースも濃厚な調味料も、ごくごく少なくてすむ。健康にもいいし、環境にもやさしい食べ方だ。それを日本人は、世界一長寿記録で証明してみせた。「米」と「大豆」と「季節の有り合わせ料理」ということになる。
中山美鈴 福岡県在住 1958年生まれ 福岡県出身 食文化研究家手づくりがあたりまえだった時代から、手づくり商品を買うようになった今日こそ、ふるさとの、家庭の食の伝承が必要だと思っています。ふるさと料理人の藤清光氏とともに各地を歩き、おばあちゃんたちから、ふるさと料理の聞きとりをしながら、その背景にある食文化、生活文化について学んでいます。ふるさと料理こそ、日本のスローフード、足元にある宝なのです。そのことを地方から発信し、伝えていきたいと思っています。
奈須正裕 東京都在住 1961年生まれ 徳島県出身 上智大学総合人間科学部教育学科 教授生活科・総合的な学習は暮らしの勉強です。暮らしというと衣・食・住ですが、子どもにとって一番身近で強い関心を寄せやすく、なにより自分たちの手で十分に扱うことができるとなると、やっぱり「食」。子どもたちは「食」と「消費」の側からだけかかわっていますが、これを「生産」(その代表が「農」)の側にも拡張してやることで、自身の暮らしを自覚的に吟味し、更新していこうとします。実践の具体に即しながら、しっかりとした理論化をすすめることで、食農教育や生活科・総合的な学習の質をあげる、そのお手伝いができればと思います。
並木隆明 東京都在住 1969年生まれ 東京都出身 (株)並木海苔店 専務取締役海苔という日本の伝統的食品について、素材に親しみ、産地の特性を知ってもらうために、小学校や商店街などで「ジャンボ海苔巻大会」を開催しています。とくに小学生を対象にした生産者との交流の場を増やし、製造・直売という立場からみた食品の考え方や今後の方向性などについて、理解を深めてもらいたいと考えています。さまざまな分野の問題意識をもった人々と連携しながら、ボランティア活動を推進しています。
西福江 福岡県在住 1929年生まれ 福岡県出身 高取保育園 園長高取保育園では、無農薬・低農薬の有機栽培の玄米と旬の野菜を素材に、無添加・自然醸造の調味料で、和食中心の給食をつくっています。また母乳による育児をサポートするために、昼間、母親が授乳に来られる場を園内に提供し、冷凍母乳の持参も受け入れています。子どもたちは、自分で食事やおやつをつくったり、親子で農作業をしています。それはあくまでも、子どもたちの生活体験の場を広げていくなかでの食体験・農作業体験なのです。毎朝の廊下の雑巾がけ、食後の食器洗い(5歳児が交代で糠袋を使い、約300枚の食器を洗っています)も、そういう生活体験の一環として行なっています。
西大八重子 沖縄県在住 1950年生まれ 沖縄県出身 西大学院学院長 管理栄養士「食」は栄養的な面も大事ですが、私は食の周辺文化も大切だと考えています。食事をとおして食材や料理法だけでなく、食作法や他人への心づかいや感謝の気持ち、食物が口に入るまでの多くの人々の労苦を教えることも、また食育の一つと考えています。「愛は胃の腑を通る」といいます。食をとおして健全な心身を培っていけるような家庭であって欲しいと願っています。
西澤恵美子 滋賀県在住 1950年生まれ 滋賀県出身 山菜じゅうべえ代表町より里山へ嫁ぎ、別世界のような生活体験のなか、守っていかなければならないこと、変えた方がいいこと、そして未来の子どもたちに残してあげられる自然、歴史、食文化、これらを維持、継承していくためのシステムを模索しつつ、山菜摘みとり農園を立ち上げ、自然に逆らわない農業を行ない、第6次産業を目指しています。
西野洋子 北海道在住 1943年生まれ 北海道出身 農産物加工料理研究家スローフードの理念のもとに生産地、北海道らしい食育活動に取り組んでいます。畑の真ん中で餅つきやメロン・スイカのわんこそば風の食べ比べ、環境を理解しやすいように水の大切さを伝える畑や現場での料理作業などを行なうなどしています。今後も食育コーディネーターとして、ふだんの食の大事さと、工夫して楽しむ食事を、実践例をもとにした「食育落語」として表現し、子育て世代へと伝えていきたいと思っています。
西村敬子 愛知県在住 1947年生まれ 兵庫県出身 愛知教育大学 教授食べることは生きることです。そして、バランスよく食べることが大切なことはいうまでもありません。バランスよく食べる方法を、食事バランスガイドのコマの各エリアから地球にきた勇者「食まるファイブ」(主食エリア:黄色のりきまる、副菜エリア:緑色のベジまる、主菜エリア:赤色のにくまる、牛乳・乳製品エリア:白色のほねまる、果物エリア:紫色のフルーツまる)と一緒に考えてみませんか?
西本敦子 島根県在住 1962年生まれ 島根県出身 フードコーディネーター地域雇用創造推進事業の講師、地域のコーディネーター、アドバイザーなどをつとめ、「地域の特産品つくり」「ブランドづくり」のお手伝いをしています。昨年は「元気が出るえごま料理」を出版しました。「体によい食」を考えながら、、「親から子へ伝えたいレシピ」づくりを行なっています。「土鍋ごはん」の推奨、実演、講演のほか、商品開発、レシピづくり、加工品づくりの指導なども行ないます。お気軽にご相談ください。
仁藤齊 山形県在住 1942年生まれ 山形県出身 (株)仁藤商店 代表取締役私は、1968年の10月より、現在の豆腐製造に携わりました。大豆のこと、凝固剤のこと、豆腐のこと、なにもわからず、すべて一から勉強しました。昔の豆腐はおいしかったというお年寄りの声を聞くたびに、昔の豆腐はどんなものだったのかと知りたくて、まずにがり(塩)から始めました。人間の身体にとってミネラル(塩)がいかに大事かがわかりました。豆腐の味は大豆の条件によって変わることもわかりました。そのほか、体得した知識と経験をもとに、小さい豆腐屋さんを開業できるように指導いたします。
沼田直子 石川県在住 1957年生まれ 富山県出身 石川県健康福祉部少子化対策監室子育て支援課 子どもの育ちにさまざまな亀裂を生じている背景になにがあるのかと考えたとき、現在の食の問題は多くのことを示唆していると感じます。子どもも食も、「育(はぐく)まれ」てこそ豊かになるものですが、効率・評価が優先される現代では、この「育む」原理がみえにくくなっています。食育とは、現代を生きる私たちが失っている「育み」「育まれる」感性を、食をとおして取り戻すこと。このメッセージを、みなさんと一緒に考えたいと思っています。
能宗久美子 奈良県在住 1948年生まれ 大阪府出身 東洋薬膳研究会 理事長中国の調理法である薬膳は、中医理論を基に油を使った料理が主です。中医理論の陰陽・五行・八網弁証は人体の平衡を整え、健康をより強固にする方法です。しかし、日本の食生活に慣れ親しんできわれわれは、体調を壊したときなどに中華料理を食べたいとは思いません。それは、日本の気候風土のなかで培われた食習慣、食文化ではないからです。若い人と年配者には、全く異なった調理法が好まれますが、中医の知恵を駆使した日本型薬膳で、体調を整え健康を保っていただきたいと思います。
野口忠司 千葉県在住 1963年生まれ 千葉県出身 百姓20年間の会社員生活で得たものは、バランス感覚としゃべりと歩くこと。40歳の時に父が脳梗塞で倒れて本格的に農業を始め、まだ地元では誰も手を付けていなかったブルーベリーの摘み取り園を開園し、多くの方と出会っています。現在でも冬場は、システムエンジニア業をしながらの農業という異色の生活を送っています。
野田知子 東京都在住 1949年生まれ 宮崎県出身 帝京大学文学部教育学科 教授教育学専攻の大学生と、卒業研究のために多くの場に行きました。酪農教育ファームで乳搾りの体験や写生をする小学生。牧場主は「いのちを感じて欲しい」と願っています。東京まで鰹を持参して小学校で「魚食クッキング」を行った愛媛県愛南町漁業組合の人は「魚離れをくい止めたい」「いのちをいただいていることを実感してほしい」と。弁当を自分達で作って持ってくる「弁当の日」を実践している小学校の子どもたちは、 自分でがんばって作ったという充実感でみんな笑顔で誇らしげでした。それぞれの場で、自分に出来ることをして輝いている人々に出会えて幸せでした。学生もそれらの大人の生き方に共感をもち、子どもたちの笑顔に励まされました。
野中和雄 東京都在住 1941年生まれ 静岡県出身 中山間地域フォーラム副会長わたしたちの食を支える農業や農山村は今、きわめて厳しい状況にありますが、長年にわたる様々な政策はなぜ成果を挙げられなかったのでしょうか。今後どうすれば地域の再生ができるのでしょうか。長年こうしたテーマに取り組み全国の成功・失敗事例に接してきた経験を踏まえて、できる限りのお手伝いをさせていただきます。
野村明洋 東京都在住 1964年生まれ 埼玉県出身 東村山市立第八保育園 園長食農保育にこだわるのは、食の基本が農や土にあり、食べ物は風土に根ざした生き物だと考えるからです。いくら自然に恵まれていても、ただ眺めるだけでは心に残りません。生活にとり込んでこそ、原体験や原風景となるのです。恵まれた気候風土のなかで培われてきた日本の食文化を終わらせてはいけません。食が壊れると家庭が壊れる、家庭が壊れると社会が壊れる。そうなってほしくない、そうさせないための食農だと考えています。