月刊 現代農業2010年8月号 産直農家の食卓レシピ 第68回
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ニンニクの風味がまた食欲をそそる(O)
ニンニクの風味がまた食欲をそそる(O)
キュウリとナスのめんつゆがけ
キュウリを叩くと、味がよく染み込む(小倉かよ撮影、以下(O)も)

『夏野菜のスピード料理』コーナーより

これならたくさん食べられる!産直農家の食卓レシピ

わが家で好評 夏の簡単料理
キュウリとナスのめんつゆがけ

黒須みき子

 自家用のキュウリがとれすぎたとき、毎日ドレッシングをかけて食べていたのでは飽きてしまいます。ワンパターンでは誰も手を出してくれません。

 そこでこの「キュウリとナスのめんつゆがけ」を思いつきました。キュウリはたたきにしたほうが、味がよく染み込みます。それから味つけは、めんつゆだけでは少しもの足りなさを感じるので、ゴマ油を入れたほうがいいようです。

 火をあまり使わないので簡単ですし、夏の暑い時期、調理時間が少なくてすみます。そのうえ、おいしいので、一人でどんぶり一杯食べてしまいます。お客さんが来たときなど、酒のつまみにも好評です。(福島市)

〈材料〉

キュウリ 3本/ナス 2本/ニンニク 1かけ/ゴマ油 大さじ1/めんつゆ 大さじ4

簡単でおいしい。野菜の乱切りにめんつゆがよくしみ込む。 カメラ

〈作り方〉

(1)ナスはヘタをとり、丸ごと茹で(レンジでチンするだけでもよい)、食べやすい大きさに乱切りする

(2)キュウリはまな板の上に置き、包丁の平たい部分で叩いて軽く潰し、3cmぐらいの長さに手で切る

(3)(1)(2)をボウルに入れ、すりおろしたニンニクとゴマ油とめんつゆを入れて混ぜる


漬けて一晩で食べられる(O) 青いトマトのピクルスができあがった。そのままでもおいしいが、今回は細かく刻み、スパゲティに入れてみた。美味しいと好評。 カメラ
漬けて一晩で食べられる(O)

トマトのラッキョウ酢漬け

鎌田初美

〈材料〉

トマト 1kg/ラッキョウ酢 適量/氷砂糖 10かけら

〈作り方〉

(1)トマトを5mmくらいの輪切りにし、ビンに入れる

(2)ラッキョウ酢をひたひたになるように入れ、氷砂糖を入れる


山形名物の「だし」。ご飯にのせて食べる(O)
山形名物の「だし」。ご飯にのせて食べる(O)

だし

奥山千賀

 「だし」とは山形の家庭料理。山形市の中心より西側は切りコンブやオクラなどネバネバする材料を入れますが、私の住む天童市ではあまりネバネバさせません。

 テレビ番組で紹介する料理は調味料をいろいろ使っていて面倒くさそうですが、「だし」なら簡単です。

 うちでは、裏の畑から夏野菜をとってきて、しょっちゅう作り、ご飯にのせて食べています。冷奴にも合うし、冷麦やそうめんのタレとしても、おいしくいただけます。暑くて食欲がないときに食が進みます。

夏野菜を細かく刻み、どっさりごはんにかけて、それをかきこむ。忙しい時にぴったりのおかず。新鮮な野菜の香りがたちこめ食欲も増す。 カメラ

 その他、うちでは夏に「ひょう」(スベリヒユ)を茹でて、からし醤油をかけて食べています。それから「ナスのぬた和え」。「ぬた」とはエダマメを茹でてから潰し、砂糖と塩で味を調えたものです。ナスを茹でて手でちぎり、水分を絞り、このぬたと和えます。(山形県天童市)

〈材料〉

ナス 2本/キュウリ 2本/ミョウガ 5個/シソ 8枚/小ネギ 1束/醤油 適量

〈作り方〉

すべての野菜をみじん切りにして混ぜ合わせ、醤油をかけるだけ


ネギのピリ辛薬味
パックに詰めて直売所で販売したところ、大ヒット(O)
筆者
筆者
ご飯がすすむこと間違いなし(O)
ご飯がすすむこと間違いなし(O)

ネギのピリ辛薬味

渡邉智子

 昔から父はネギとサバぶしと味噌と七味唐辛子を混ぜた「ネギ味噌」を好んで食べていました。今回紹介する『ネギのピリ辛薬味』はネギ味噌の醤油バージョンのような料理です。10年ほど前に近所の方が美味しいものがあるからと持ってきてくれて、自分も作りはじめました。

 あったかいご飯にのせて食べるのはもとより、納豆に入れたり、湯豆腐・冷奴の薬味にしたり、釜揚げうどん・ソウメンの薬味など、なんにでも合います。直売所でも人気の一品で、お客様が卵かけご飯やチャーハン、ラーメン、茹でたジャガイモ、焼肉にのせても美味しいよと教えてくださります。私としては卵かけご飯にのせて食べるのが最高です。

 材料のネギは主に『赤ひげねぎ』を使っています。やわらかいし、あまり辛くなく、ぬめりもあって美味しいです。夏はネギの甘みが少ないので、たまり醤油を隠し味に使っています。

 赤トウガラシは、市販品でもよいのですが、うちの畑でとれたものは一段と香ばしいです。市販品でも自家産でもタネは硬いので、使うときはできるだけ取り除いたほうがよいです。また、一味唐辛子のように細かく砕きすぎると口当たりがゴソゴソしてまずいので、粗切りがちょうどいいと思います。(栃木県那須塩原市)

〈材料〉

長ネギ 7〜10本(500g)/赤トウガラシ 10g/醤油 150cc/きざみコンブ 少々

〈作り方〉

卵かけごはんに少しのせ、いただく。おいしい、ペロリと食べてしまう。 カメラ

(1)赤トウガラシを軽くミキサーにかけ(粗切り)、ふるいにかけてタネを除く

(2)きざみコンブをハサミで1cmくらいにきる

(3)(1)と(2)と醤油を混ぜておく

(4)長ネギを小口切りにして、(3)と混ぜる

「田舎の本屋さん」のおすすめ本

現代農業 2010年8月号
この記事の掲載号
現代農業 2010年8月号

肥料をやめたら・草を活かしたら・農薬をやめたらどうなるか?/稲作 品種別穂肥診断/野菜 光合成細菌/果樹 SS散布術/茶のクワシロカイガラムシ防除/夏野菜のスピード料理/「加工で活かす」はオレが引き受けた  ほか。 [本を詳しく見る]

農家が教える 季節の食卓レシピ 農家が教える 季節の食卓レシピ』農文協 編

たけのこバーガーやキャベツボール、ネギしゃぶなど、目からウロコの食べ方満載。各地の佃煮や漬け物に、ごはん・米粉・麹の活用法。古くなった漬け物もおいしく食べる。安くておいしい旬を活かす家計の味方! [本を詳しく見る]

トマトときゅうりの本 トマトときゅうりの本』蘇 川博 著 下川憲子 著

手軽に生食でき、若い人にも人気のトマト・キュウリは、サラダなどで一年中生食されている。どちらも栄養豊富で健康効果も高いが、夏野菜で体を冷やす働きがある。しかし、今の日本人は冷え性が多く、体を冷やし過ぎているため、生で食べると体が冷え過ぎ、免疫力の低下、体調不良・不定愁訴をまねく原因となる。 本書では、トマト・キュウリにさっと温めて食べる驚きの薬膳レシピを紹介。健康効果を活かしながらも体を冷さないじょうずな食べ方がわかり、キュウリ・トマトをこんな風にして食べるの!といった素材の意外な組み合わせで食べる工夫満載! [本を詳しく見る]

生姜と葱の本 生姜と葱の本』蘇 川博 著 下川憲子 著

こんなの初めて、生姜と葱をたっぷり食べる料理50。体を温め炎症を抑え、免疫力を高める家庭薬膳。山ほどの生姜と炒めた肉、葱で隠れて見えないアサリなど、意外でおいしい料理からホッとする黒砂糖生姜湯まで。 [本を詳しく見る]

日出山みなみの新野菜料理 熊本 わくわく野菜料理 春夏編

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