遊休地でちょっと稼げる魅力品種
早春から夏までながーく収穫できる
トゲなしタラノキ 静岡緑須崎睦夫
14〜15年前、種苗カタログで静岡緑(タキイ種苗)を見つけた。トゲなしというのが気に入り、ひと株買って植えた。移植と地下茎での繁殖で今では約300本になっている。
この静岡緑、葉が厚くて柔らかいので、ふかし栽培ではなく露地で新葉を長期収穫するのに向く。味は自生のものと変わらないとみんな言う。一度植えたら作業は立ったままの収穫だけなので、高齢者でも楽にできる。病虫害もなく遊休地の利用に最適といえる。
収穫は芽を全部採るのではなく、新芽から出る葉だけを2本指ではがすように採る。こうすると、新葉が1日おきくらいの早さで次々と出る。4月半ばから出始め、6月7月になると、新葉が出るのに3〜4日はかかるようになるが、8月でも柔らかい新葉が収穫できる株がかなりある。7月末〜8月、新葉が硬く開くような形で出るようになったら収穫終了である。
地下茎で繁殖するため密生状態になるが、新葉の多くは収穫するので過繁茂にはならず、収穫終了後は適度に葉が繁り、雑草の生育をかなり抑える。
根は浅く横に張り、細根も少ないので移植も容易だ。休眠する冬に成木を周囲10cmの根ごと掘り上げ、新しい場所に埋める。翌春から新葉を収穫でき、地下茎でさらに繁殖する。
(岡山市北区)
造成宅地斜面で育つ静岡緑(11月)
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